工務店・ハウスメーカー・リフォーム会社など企業のブランディングご担当様へ。工務店など住宅系企業の集客に結びつく成功するブランド戦略についてブランディングの実践手順をまとめた記事を紹介します。

数ある工務店・ハウスメーカーの業界の中から自社を選んでもらうために。つまり「ここの会社だけが持つ価値に魅力を感じてもらうこと」が大切です。価格競争から脱却し、お客さまから選ばれる工務店・ハウスメーカーとなるために。高い集客率につながるブランド力の構築について。より具体的な対策の展開や進め方について、実践手法を学びましょう。

集客に繋がる工務店のブランディングとは

工務店・ハウスメーカーの集客とブランド戦略を深堀!

まず、コロナ禍以降対面の住宅営業の機会が少なくなった状況に対応して。ウェブやチラシの情報から御社の家づくりの特長をわかりやすく伝えることが重要です。

他社にはない唯一無二の企業価値や商品価値や魅力。また、これらを効果的に打ち出しコストの競争に巻き込まれない事業展開を目指しましょう。「お客様自らが自社商品を強く支持してくれるようになること」。つまり、それが成功するブランド戦略です。

コロナ禍を機に対面営業の機会が減少しています。そのためWebサイトやSNS、チラシなどのツールを駆使して情報収集しましょう。そして、自社の価値や魅力をユーザーにわかりやすく発信します。お客様から選ばれる工務店であるために。大きな集客力につながるブランド戦略は必要不可欠です。

工務店・ハウスメーカーのブランディング集客を成功に導く「メリット」

さて、ブランディングのメリットは、お客様側と企業側の双方にあります。

<お客様側にとってのメリット>

  • 期待するイメージと求められるもののマッチングを的確に判断できる。(イメージのブレがない)
  • イメージがかたまっているので、購入や契約の決定がしやすい。
  • 自分が愛着を感じる商品・企業との契約で満足度が高まり、そのために不安低減と信頼関係の継続につながる。

<企業側にとってのメリット>

  • 信用と信頼感が向上し、マーケティング戦略や販促の効果と力が高まる。
  • 既存の顧客が企業や商品に対してさらに愛着や価値を感じてくれる。
  • 唯一の価値を覚えてもらえるため、価格競争を回避して価格決定権を得られる。
  • 社員の愛社精神とモチベーションが高まり、社内の意識統一ができる。
  • 採用活動が効率化し優秀な人材が獲得できる。

工務店のブランディング集客の流れ

工務店・ハウスメーカーのブランド構築にはまずブランド戦略企画と集客目的を設定しましょう。そして、ステップを経て目的に向けて実践していく必要があります。たとえば私たちが工務店・ハウスメーカーのブランド戦略と集客を依頼されて構築する際。下記のように3つのステップに沿ってプランを考案しています。

現状分析して市場(マーケット)をしぼり込む

マーケティング分析では、「3C分析:Customer(市場・顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)」という3つの「C」について分析する方法、「SWOT:自社の強み・弱み・機会・脅威を分析する方法」などの分析を行いましょう。そしてその中で、もっとも自社が確立すべき市場機会を見つけていくことが重要です。

また、住宅のデザイン、間取り設計、性能、建築・建設方法など。以上のような自社の強みと弱みをしっかりと確認し差別化のポイントを見極めることから始めましょう。

見込み客(ターゲット)と競合を設定する

さらに自社のサービスや商品にマッチするターゲットを考察し競合をリサーチします。そして、競合と比較した場合に優位になる戦略・戦術を考案する。こうして上記で分析した結果をふまえて自社の展開エリアにそったターゲット設定をします。

ブランディングの目標・ビジョンを設定する

さて、ターゲットを設定したら、ブランディングにより達成すべき目標とビジョン、獲得したいコンバージョンや数値実績を設定します。

次に、月間年間の受注棟数・問い合わせ数、新築の見学会などへの来場数などの検討を。つまり、重要な指標ごとに具体的な数値を決めることがポイントです。

工務店ブランディング戦略における集客手法の事例

さて、ブランディングのコンセプトやアウトプットの方向性が決定したらブランド戦略展開へ。まず、実際の施策に落とし込み集客方法を考案します。

<ブランディング展開ツールの概要例>

  • 方向性決定後に商品ロゴや各種デザインの見直しを行う。デザインイメージ(写真の撮影イメージも含む)を統一する。
  • 発信コンテンツのメニュー:紙媒体、ホームページやSNS展開・動画などデジタルコンテンツなど。ブランディング戦略の専門的な観点から、総合的なメニュー構成を再構築する。
  • 初動アピールツール:チラシ(ブランディング後イベントの集客用など)、リーフレット(来店時に店舗で手配り、イベントで配布)、施工中の注文住宅やモデルハウス棟に掲出するのぼりや案内する看板、タペストリー

初動展開は、テレビ・ラジオCM、Web広告など多額費用予算を使用しない方向でもOK。最初は上記のように最低限のツールや資料で開始することも可能です。社名などの認知度を高めるための情報発信を行いましょう。

見学会や展示会、セミナーなどオフラインの施策

完成見学会や展示会、セミナーを企画・開催。工務店・ハウスメーカーそれぞれの商品特徴や独自工法など、ブランド戦略に対応した自社のこだわりを各種イベントで伝えます。直接アプローチすることができる上に、リアルで体感してもらえコミュニケーション構築も可能。そして、実際の住んだときの体験を知ってもらうことができます。イベント後にはアフターフォローも忘れずに。特に興味や関心を持ってくれた来場者を対象とするアフターサービスの導線も確立を。

また、チラシ、新聞の広告、フリーペーパー、電車やバスなどの交通広告や駅広告、SUUMOなどの専門誌などオフライン広告を発信した上で、デジタル展開とメディアミックスを。SNSのアカウントをQRコードで掲載するのも効果的です。同じ情報を別メディアで効果的に提供するアイデアです。

Web広告やSNSを活用したオンラインの施策

デジタル展開では、Webサイトのリニューアル、ブランド戦略の取り組みを実施するSNS展開が挙げられます。(InstagramやFacebook、Twitter、YouTube、LINE、TikTokなど共感を高めるコンテンツ)。また、デジタルメディアの実績がなく長期の展開が難しいと感じる場合。予算や期間を可能な範囲に設定して開始してみましょう。

コンテンツマーケティングの活用

加えて、コンテンツマーケティングを導入することも有効です。たとえばブランド戦略ターゲットにマッチした知識系のコンテンツを定期的に発信。さらにポータルサイトなどオウンドメディアを基礎とするブログの作成、見込客へのメルマガ配信など。これらを充実することで、ファンを増やすことにも繋がります。またインスタグラムなどSNSのシェアボタンの設置で口コミが広まるためおすすめです。

Web広告の出稿やSEO対策

Webマーケティングの施策の中でも、代表的な「リスティング広告」の運用や「SEO」。これらも集客の効果が高まる可能性が大きく、有効に活かしたい施策です。

「リスティング広告」は、ユーザーが検索クエリに連動して検索結果にテキストの形式で表示される広告。端末(パソコン・スマホ)の配分も考えての配信も可能です。ただし、住宅探しの層のほとんどは年齢的にスマートフォン世代ですね。広告が1回クリックされれば、その時点で広告費が発生するものになります。

さて「SEO」 とは、検索エンジン最適化を表します。つまり、適切なキーワードを選定し、特定のWebサイトを上位表示させることで、閲覧回数(アクセス数)やサイトの成果を向上させることです。検索エンジンにページの内容を適切に理解、評価してもらう必要があるため、最適化にすることが必須となります。

なお、Web広告と違い、無料で始められるというのもメリットです。そして、PDCAを回して適宜改善していくことが必要です。デメリットが少なく始めやすいのが人気の秘訣です。

MEO対策

「MEO」とはマップエンジン最適化。Googleマップ上で、Googleビジネスプロフィールを検索順位の上位に上げることを言います。

住宅展示場は同一地域に複数存在していることが多いです。そのため自社の展示場に来てほしいと思ったとき、大手メーカーなど他社の展示場がランキングで1位表示ならば来場される可能性が下がってしまうかもしれません。住宅の物件は「所在地(土地)の場所」が重視される条件です。そのため、MEO対策によるターゲティングも重要になってきます。

インスタ広告の出稿

以下の関連記事にも掲載していますが、Instagramと住宅との相性は抜群。ユーザーが「家を建てたい」と住宅を検討する場合、機能や金額よりも建物の「見た目」や「デザイン」を中心に検討しやすい傾向があります。そのため、住宅の広告の場合、パッと見の画像が非常に重要となるInstagramと相性がいいため、インスタ広告は効果的です。まずはひと目見た印象で、気に入ってもらえるようなコンテンツ作りを。そして、訪問後にフォローしてもらい、ファンとなるフォロワーを増やしていきましょう。

また、インスタ広告では、地域を絞って広告配信できることや、流入分析が可能なのでユーザーのニーズがわかるというのもメリット。ペルソナにマッチしたプロモーションができます。「これから家を建てる」という若年層にもマッチするメディアに当たるので、効果がでやすいと考えられます。そのため最新のミレニアル世代の視点を持つことも大切です。

ブランディングには社内共有とPDCAが重要

まず、ブランディング担当者以外の全社員にブランディング戦略を説明し共有します。またブランディングの価値観が日々の活動を基軸として全社・全従業員に浸透普及するための施策も重要です。

工務店・ハウスメーカー独自のブランド価値と集客

さて、各社が持つ独自の特徴もブランド価値です。ユーザー目線のブランド価値について社内で意見を出し合いましょう。そして、ブランド価値一覧を情報共有し理念の統一を行っていきましょう。

  • デザインクオリティー
  • 独自の建築工法
  • 機能性の高さ
  • 住宅の省エネ性能
  • 価格・コストパフォーマンス(費用対効果)
  • 独自の間取りや動線の工夫 など

PDCAの仕組みを社内で構築

また、ブランド戦略の具体的な展開で、ブラッシュアップや改修が必要な際は都度着手します。もちろん、PDCAがスムーズに循環するような仕組みの構築も重要です。これらを行うことで、企業の経営課題解決や人材採用の質向上にもつながります。

ブランディングやリブランディング施策は構築が難しく時間がかかります。しかし、専門的なノウハウをもつ会社のサポートを受ければ、スピード感とクオリティがドラスティックかつ明確に向上します。

工務店のブランディング集客を企業実績に落とし込むために

「ブランディングに取り組んだ後、事業の成長や実績の増加に反映させるために何を行ったら良いのかわからない」。そんなお声を耳にすることがよくあります。私たちはさまざまな工務店・住宅系企業様へのブランディング提案を通して、企業様それぞれに則した課題・悩み解決や支援方法を見出してきました。ブランド戦略を売上や受注・成約の実績につなげるために、WebやSNSなどのデジタルツールと普遍的な紙媒体のクロスメディア提案でも数々の成功事例があります。

そんな中、コロナ禍の2023年2024年以降に再認知されているおすすめの手段が「リッチメディアとしての紙ツールの活用」です。来場いただいた感謝の気持ちや企業理念、家つくりのコンセプトなどを上質な紙や加工方法を駆使したオリジナルツールを作るなどしてお渡ししてみてはいかがでしょうか?私たちがご提案したリッチメディアツールの成功事例について、オンライン打合せでお伝えできれば幸いです!

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ご相談・お見積もりは下段のボタンからお気軽にご連絡ください。また、全国11社のグループ企業の実績もございます。ホームページでは未公開ものやリアルな反響などもお伝えできます。是非参考にしてください。

ブランディング実績事例はこちら
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