住宅業界においては商品力や施工力はもちろんのこと、集客力とそのアイデアも非常に重要な要素です。しかし、最近ではSNSやWebサイト、メールマガジンなど、多様な集客手法があります。そのため、どのように取り組めばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、住宅業界における集客のアイデアについてまとめてみました。是非参考にしてください。

住宅業界における集客アイデアの重要性とは

まず、住宅企業において集客アイデアは非常に重要なポイントの1つです。住宅を購入したいと考えている人たちは、まずインターネットで情報収集を行います。特に、若年層ではインターネットを介した情報収集がメインです。不動産会社やハウスメーカーのウェブサイトにアクセスすることが増えています。

しかし、インターネット上での情報収集は初動の段階です。家を建てる具体的な情報を得るためには実際の住宅に触れる機会も必要になります。そのため、多くの住宅企業では展示場やモデルハウスが開設されています。そこで住宅展示場やモデルハウスに来場・集客のために、様々な営業手法アイデアが考案されています。ホームページやSNSなどのデジタルメディアと、アナログの紙媒体の活用も検討を。オンラインとオフラインのメディアミックスの集客戦略が効果的です。

メディアの活用など集客戦略の成功事例については、後の項でご案内します。

悩みや課題問題の事例

専門家の協力が必要

たとえば、一戸建てを建てる場合。土地の条件や周辺環境に応じた建物の設計や間取り、仕様の選択が求められます。また、建築にあたっては法規制や建築基準法に沿った設計が必要です。そのため、建築家や設計事務所の協力が必要になる場合もあります。

さらに、住宅ローンの契約や建築業者との契約など。お金に関する手続きや費用の見積もりも必要です。これらの手続きや見積もりには不動産会社や建築業者等に依頼することが一般的です。

様々な専門分野の情報から契約成約につながる提案をしましょう。また、家づくりの専門的な住宅情報は効果的な集客アイデアの発想につながります。

一戸建てを建てる際のお悩み

一戸建てを建てる場合には、将来的にリフォームや改修が必要になることがあります。そのため、将来のことを考えた設計や仕様選びが必要になります。

特に一戸建てを建てる際には、多くの選択肢があります。そのためユーザーが希望する生活スタイルや住まいの条件をしっかりヒアリングしましょう。また、専門家のアドバイスも参考にしながら計画を進めることが重要です。

そこでリフォームや新築注文住宅などニーズごとにテーマを絞った相談会イベントの開催も効果的です。相談会スタイルで集客ハードルを低くして見込み客を獲得しましょう。

一戸建ての建築には、顧客が求める情報やニーズに合わせた提案が必要となります。そのためには、まず顧客とのコミュニケーションを深めることが大事です。集客による対面の打ち合わせがコミュニケーション構築の第一歩となります。また住宅の販売促進にもつながるため、集客アイデアは重要な課題となっています。

住宅集客で注目すべきポイント

住宅業界の集客に注力するためには、以下のポイント・アイデアに注目することが大切です。

1.ターゲットを明確にする

住宅業界においても、ターゲットを明確にすることが非常に重要です。特に競合が多い地域では、自社の強みや独自性しっかりアピール!また、ターゲットを絞り込む必要があります。その上で集客方法を考案しましょう。

2.コミュニケーションの改善

顧客とのコミュニケーションは、住宅業界において非常に重要です。顧客との信頼関係を構築しニーズを理解すること。そして、適切な提案を行うことで顧客からの信頼を獲得しましょう。そのため、コミュニケーションの改善が集客成功につながるポイントとなります。WebサイトやSNSも駆使して自社独自のコミュニケーション手法を考案しましょう。

コミュニケーション機会を増やすことで信頼関係を築き、集客につながる例も多数あります。顧客とのコミュニケーションを構築するためには、以下のようなアイデアがあります。

・顧客との対話を増やす

人生でとても大きな買い物である住宅購入。お客様の要望をしっかり理解した提案を行うことが非常に重要です。そのためには、お客様との対話を増やすことを心がけましょう。例えば、お客様が不安に感じていること、理想の住まいについて情報収集を。その結果お客様のニーズを正確に把握し、要望にそった提案ができるようになります。

・顧客の声を活かす

顧客が不満を持っている点や、改善してほしい点がある場合。しっかりと内容をヒアリングして、改善点を取り入れることが大切です。顧客の声を反映して事業に取り組むことで、顧客満足度が向上します。その結果、リピーターの増加や口コミの拡散につながります。そして、新規の来場・集客に好影響となります。

・問題解決力の向上

住宅業界においては、お客様が抱える問題解決も重要なミッションです。そのため、顧客が抱える問題に対して、スピーディーかつ適切な対応を行うことが重要です。例えば、お客様からの問い合わせには、まず迅速に対応を。つまり、質問に対する回答を迅速に提供することが求められます。また、建築中に発生した問題に対しても即座に対応することが重要です。何らかの問題が発生した場合には、その原因を分析し、専門的な対応を取ることが求められます。

住宅企業の集客成功アイデア

工務店やハウスメーカーなど住宅関連の集客の方法は多岐にわたります。その中で、成功している企業はどのようなアイデアを取り入れているのでしょうか?ここでは、住宅企業で集客に成功した4つのアイデアを解説します。

1.インターネットを活用した情報発信

インターネットは、今や情報収集の主要な手段となっています。住宅業界においても同様です。顧客が求める情報をウェブサイトやSNSなどで発信し集客につなげる企業が増えています。特にSNSでは独自性のある写真や動画などを活用した情報発信が有効です。そこで、競合と差別化して顧客の興味を引くことができます。

2.オリジナル性のある展示場の開設

展示場は住宅企業の集客の中心となる場所の一つです。しかし、競合他社と同じような展示場では、顧客の記憶に残りにくくなってしまいます。そこで、オリジナリティのある展示場のプランを考案することをおすすめします。もちろん、企業ブランドともマッチした企画内容をベースにして。求めるターゲット顧客の心をつかみ実績アップにつなげましょう。

例えば、下記のような展示会企画があります。

  • 自然素材を活用した家具やコーディネートで統一
  • 「子育て」「ペットと暮らす」など、家族が暮らすシチュエーションをセグメントする
  • 北欧スタイル、ブルックリンスタイルなどデザインテイストを訴求する

住宅展示場は、もっともアピールすべき自社の商品やサービスを展示することができます。そしてお客様は実際に商品やサービスを見て、触れて、体感できることがメリットです。メディアミックスの集客手法で、自社ターゲットに合った来場者を獲得しましょう。

3.口コミを活用した集客

現在、住宅業界の集客では、口コミが非常に重要な役割を果たします。顧客が体験や商品に満足を感じ、友人や知人に特徴などを伝えること。そんな口コミ行動は新たな顧客獲得に効果を発揮します。そこで、まずは顧客の声を取り入れた商品開発やアフターサービスの充実などに注力を。加えて、口コミの活性化を意識した企画を取り入れましょう。

また、自社で住宅建築を行ったお客様(OB顧客)からの口コミ発信も有効に活用を。紹介キャンペーンを開催して集中的にOBからの紹介や口コミを強化する企画もおすすめです。その際は、紹介者と紹介される方双方に、魅力的な特典などを用意するのが効果的です。担当営業社員からタイミング良く連絡してみましょう。

4.デジタルマーケティングの活用

次に、注目のデジタルマーケティングの活用についてご紹介します。これは、インターネットを介して集客を行うことができる現在主流の方法です。そのため、住宅業界でもデジタルマーケティングに力を入れる企業が増えています。

デジタルマーケティングには下記のような手法があります。

  • ウェブサイトの制作や運用
  • SNSの活用、SEO対策
  • メールマーケティング
  • コンテンツマーケティング
  • リスティング広告など

まず、これらの手法をうまく活用。そして、より多くのターゲットに自社の住宅情報を知ってもらいましょう。

ただし、デジタルマーケティングを行う上で、重要なのはユーザー目線の情報提供です。住宅業界でのデジタルマーケティングは、自社の住宅情報を見てもらうことが目的。しかし、それ以上に購入者の悩みや問題を解決するためのリアルな情報提供が求められます。

「自社のWebサイト展開」と「SNSの活用」が重要!

デジタルマーケティングの中でも特に注力すべきなのが、自社サイトとSNSです。

○自社のホームページについて

住宅業界に限らず、多くの企業がホームページ上の展開を活性化しています。まず基本的な作業として、ホームページをしっかり更新することが大切です。定期的に最新情報やニュースなどを掲載し、お客様にアピールしましょう。また、Webサイトの閲覧者向けに資料請求や問い合わせフォームを設置することも重要です。資料は無料ダウンロードでメールアドレスを取得する設定に。アドレスを利用してメルマガ配信などで顧客とのコミュニケーションを構築しましょう。

またWebサイトはSEO対策を実施して、google検索エンジンで上位になる設定を。また、googleマップを対応させるMEO対策にも着手して認知拡大しましょう。ともにキーワードの選定が重要です。

○SNSの活用について

今では情報提供の主流となっているSNS。Instagram、Facebook、Twitter、YoutubeやTikTok の動画アカウントなど。特にInstagramやPinterestは、写真の情報発信がメイン。そのため、住宅業界においても積極的に活用されています。中でも、建築中の現場や完成したお家の写真が特に注目されます。新規のお客様にも自社のブランドイメージがスムーズに伝わるのがメリットです。また、住宅イベント告知に活用するのもおすすめです。

○住宅系ポータルサイトや口コミサイトも

さらに、住宅に特化したSUUMOなどのポータルサイトや口コミサイトも活用しましょう。ポータルサイトに出稿することで、自社の情報を多くの人に知ってもらうことができます。また、口コミサイトでは、お客様からの評価やレビュー掲載が人気。その評価が高ければ高いほど、お客様からの信頼度が高くなります。

集客に向けた住宅業界の取り組み

ミレニアル世代やZ世代がメイン層となることをふまえ、顧客ニーズはより多様化が予想されます。デジタル化やテクノロジーの進展で、集客方法も多様化しています。より効果的な集客を目指して様々な取り組みが行われています。以下では、その一例として3つのアイデアを紹介します。

1.VR技術を活用した顧客体験の充実

近年、住宅メーカーではVR技術の活用が目覚ましく展開しています。例えばお客様が家を建てる前に、家の内部を体験することができるシステム機能導入など。これによりリアルな体験を通じてお客様が自分たちにとって最適な住宅選びが可能に。また、VRを活用した展示会や住宅セミナーも行われています。各社独自のアイデアでより多くのお客様に住宅の体験企画を提供しています。

2.AIによる顧客ニーズの把握

AI技術の進歩で、住宅メーカーはお客様のより正確なニーズを把握することができるようになりました。たとえば、顧客の行動履歴やネット検索履歴を解析すること。その結果、より個々に合った提案を行うことができます。また、AIを活用したレスポンス方法にも注目です。お客様からの問い合わせに対する返答をAIで自動化。そんなスピーディーな対応も増加しています。

3.お客様対応にもリモート活用を

新型コロナウイルスの影響で、リモートワークやテレワークが一般的になりました。そんな中、住宅業界でもリモートでの商談や打ち合わせが広がりつつあります。今後ますます多くの住宅企業が取り入れることが期待される取り組みがあります。それはテクノロジーを活用したリモート体験型のサービスです。具体的には「VR(バーチャルリアリティ)」や「AR(拡張現実)」が挙げられます。

2023年にはコロナ禍も収束に向かっています。しかし、費用対効果の点からもリモート活用は継続されると予測します。

○VRの活用事例

VRの活用でリモートでの商談や打ち合わせをよりリアルな体験に変えることができます。例えばVRを使ったリモート内見もその一つです。VRを使ってモデルハウスなど実際の建物内部を自由自在に見回すことが可能に。さらに通常の内見よりも詳細な情報を収集することができます。まるで実際にその場にいるかのような住宅体験が可能になります。

○ARの活用事例

また、ARを使ったリモート打ち合わせも導入されています。図面や設計書などのデータを共有しながら、リアルタイムで建物の外観や内部空間を確認可能に。さらにデザインの変更や修正を行いながら、現場で建物設計を仕上げることができます。小さな修正でもタイムリーにチェックして対応できるので便利です。

これらのサービス導入で、場所や時間に縛られず商談や打ち合わせが可能になります。リモートでの商談や打ち合わせの実現で、顧客の利便性が大幅に向上します。また、大規模なイベントや展示会などでの活用も期待されます。現地に行くことができない人も、リモートで展示物や建物を体験することができます。そのため、より多くの人々にサービスや情報を届けることができます。

○導入前の注意点

しかしながら、VRやARの導入には、それなりのコストがかかることがあります。また、専門知識を持つスタッフが必要です。そのため、不具合が発生した場合の対応なども課題となることがあります。こうした課題をクリアするためには、企業側の強い意志と投資が必要となります。

収益アップのための集客アイデア

住宅業界で収益を上げるためには、第一に顧客からの信頼を得ることが重要です。顧客が信頼できると感じた場合、長期的な関係を築くことができ、リピート率の向上にもつながります。そのためには、まずは自社の信頼性を高めることが必要です。

そのために、以下のような取り組み導入を検討しましょう。

【プロモーションの活用】

自社のサービスや商品を効果的に宣伝することで、顧客候補に魅力を伝えます。広告媒体としては、テレビや新聞、チラシや雑誌などの紙媒体。また、最近ではインターネットを中心にしたプロモーションが主流です。SNSやブログ、ウェブサイトの活用で、より多くの人にリーチすることができます。

【オンラインサービスの開設】

ネットショッピングの普及に伴い、住宅購入にもオンラインショップが登場しています。展開企業が少ないものの、住宅のオンライン購入ビジネスも展開されています。下記が展開企業の一例です。

参考:ジブンハウス様 ~家はスマホで買う時代~
https://jibunhouse.jp/

大手ハウスメーカーでは、オリジナルの住宅設備商品などをオンライン(通販)展開しています。また、住宅プランをWEBカタログとして公開している事例もあります。

参考:住友林業 Webカタログ
https://sfc.jp/ie/lp/webcatalog/

また、住宅購入のオンライン相談は多くの住宅企業で積極的に行われています。スマホ等で使えるAI、VR等の最新技術を活用。VR内覧、見積手配などのサービス展開が行われています。20代30代の「ミレニアル世代」を中心に使用頻度がアップしています。

【顧客満足度の改善】

住宅商品の品質向上や、アフターサービスの質の向上など。顧客の要望を的確に捉えることは、住宅業界において非常に重要です。顧客が求める住宅や住環境は多岐にわたり、時代とともに変化します。そのため常に市場動向を把握し、顧客の要望を的確に捉えること。そのための情報収集や分析を行うことが求められます。

以上が住宅業界の集客において注目すべきアイデアやポイントです。これらを踏まえ、効果的な集客施策を展開しましょう。

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