住宅メーカーや工務店が主催する住宅見学会において。集客のための重要なツールとなるのが、チラシです。
私たちデザインラボは住宅系企業の販促集客に特化したデザイン制作会社です。実績とノウハウをいかして住宅見学会チラシの役割と効果についてお伝えします。また今回は、住宅見学会のチラシにポイントをおいて最適なデザインや印刷方法を提案します。
住宅見学会のチラシデザイン制作にお悩みのある方。チラシデザインのコツを知りたい方。また、住宅見学会チラシの制作依頼先を探す検討をしている方など。住宅見学会の集客につながる情報をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
住宅見学会チラシの役割と効果
さて、住宅メーカーや工務店が新築住宅や分譲住宅の完成見学会を開催する際。集客やPRに使用される販促ツールの一つが住宅の見学会チラシです。見学会チラシデザインで、住宅の特長や見どころを伝え見学会の魅力をアピール!また、チラシは詳細な情報を掲載できるため、住宅見学会の集客とは相性が良いツールです。その結果、見込み客を増やし住宅の売り上げや契約を増やすことが期待されます。
ところで住宅見学会とは?
まず、住宅見学会イベントにもさまざまな内容があります。具体的には新築注文住宅の完成見学会や中古住宅のリフォーム見学会。また、分譲住宅のモデルハウスの予約見学会や施工途中の住宅を見学できる構造見学会。展示会や内覧会などのイベントも含まれます。内容によりターゲットが違うため、集客方法やチラシデザインも内容が異なります。
しかし、チラシは各種住宅見学会の来場者を集めるための最もポピュラーなツールです。WebサイトやSNSでの広告宣伝がメインの現在も、見学会の内容に関わらず活用されています。
そこで、以下に住宅見学会にチラシが活用される理由とその効果について解説します。
住宅系見学会の集客力、予約数の向上について
まず住宅企業の見学会にチラシが利用される理由は、チラシの仕様にあります。「見学会の開催日や時間」「住宅の特徴や見どころ」など。イベント内容を一目でわかりやすくデザイン掲載することができる。多くのターゲットに配布しやすい。などの理由から、チラシは住宅系の見学会に長く使用されています。
また、新聞折り込みやポスティングなど特定性の低い配布方法も集客力に影響しているようです。オンラインメールやDMはすでに入手済の見込み客リスト充てに発信されます。つまり、住宅見学会開催企業にその動向を把握されていることになります。それに反してチラシは多くの場合不特定ターゲットに配布されます。ターゲットが絞り切れないマイナス面の反面「気軽に参加できる」感覚を与えます。その結果、イベント来場数が増える理由につながるようです。
住宅見学会チラシ使用でブランドPR効果が向上
住宅見学会チラシは、住宅メーカーや工務店のブランドイメージ向上にも貢献します。チラシは見学会の情報だけでなく、会社の特徴や強みもデザイン掲載しやすい仕様です。そのため、ハウスメーカーや工務店のアピールポイントを気軽にかつていねに伝えることができます。また、住宅の特長やデザインなどを魅力的な写真で掲載可能。一目で住宅に対する興味や関心を高めることができます。その結果、住宅企業のブランドイメージ向上につながります。
また、オンラインでのメディアミックスにも簡単に取り組めます。チラシにQRコードをデザイン掲載し、より詳細な見学会情報ページにリンク。さらにスマートフォンから開催会場の位置情報(地図)データに飛ばすことも可能です。開催現場がわかりやすくなることで、集客数はさらに増加します。また、会場の問い合わせなどの減少によりスタッフの負担軽減にもつながります。
企業全体の販売促進効果の向上にも
住宅見学会チラシには開催内容の他に住宅の特徴や価格、購入メリット等がなどがデザイン掲載されます。その結果、住宅購入の顕在層に対してランダムにアプローチできます。またチラシに特典やキャンペーン情報をデザイン掲載することで新規顕在層からのリアクションにつながります。
さらに、来場プレゼントの引き換えクーポン掲載もチラシの定番です。景品進呈時にリスト記入を条件にすれば、潜在層のリードを獲得できます。住所や電話番号の他メールアドレスも取得してオンラインアプローチに活用しましょう。
住宅見学会チラシ|ターゲット別デザインポイント
住宅見学会チラシは、集客したい対象者によりデザインやコピーを工夫する必要があります。以下に、主なターゲットとその特徴の概要をご紹介します。
新婚夫婦やカップルなど若者世代
この層は、初めて住宅購入を検討する層が多く含まれます。そのため、住宅見学会チラシには、基本的な住宅の魅力をわかりやすく伝えることが重要です。加えて、女性向けには素敵な外装・室内デザインの最新情報を。男性向けには、断熱や省エネ・耐震性などの機能や性能情報をデザイン掲載。
さらにより顕在層向けの情報も掲載を。将来的なライフスタイルや家族構成の変化に対応できる家づくり等のアピールも効果的です。
またこの若者層への情報発信は、WebやSNSなどデジタルとのメディアミックスも忘れずに。チラシデザインにはQRコード掲載してオンラインにリンクを。デジタルメディアにはチラシのPDFデータを貼付してクーポンが使用できる工夫を。
子育て世代メインのファミリー世帯
次のファミリー層には、子育てに関する要望や関心が強い人たちが多く含まれます。そのため、住宅見学会チラシにも子育てに適したマイホームイメージをデザインしましょう。広々としたリビングやキッチン、子供部屋、便利な家事動線など。女性目線の情報がメインになるのでデザインテイストもおしゃれなイメージに。
また、土地付き物件の場合は周辺環境やアクセスの良さなどの情報もわかりやすくデザインを。幼稚園保育園、小中学校などの教育施設や子育て関連施設。スーパーや病院、公共交通機関など生活関連インフラの情報など。新居に住まう自分たちをイメージさせる具体的な情報も併せてアピールすると効果的です。
ミドル世代からシニア世代
最後に、子育てが終了したミドル後半世代からシニア世代ターゲットについて。この層には将来的な住み替えや高齢化に伴う住宅設備の変化への不安があります。また住宅見学会の対象商品は、リノベーションやリフォーム物件、平屋住宅がメインでしょう。そのため見学会チラシではバリアフリーや介護に対応した住宅の魅力をアピールするデザインを。また、現在の住居をリフォームする場合の参考住宅としての見学会も人気です。リフォーム費用の一覧などを記事風にデザインしたチラシ情報もおすすめです、
また、地域の医療施設や公共交通機関のアクセスの良さなど。シニア層にとって必要な情報も併せてアピールすると良いでしょう。
加えて、予約や問い合わせは電話で対応できることをわかりやすく記載。「ご予約・ご相談はコチラまでTELを」などと目立つデザインをおすすめします。
見学会チラシ集客効果UPのコツ
住宅見学会のチラシをデザイン制作する際、デザインは非常に重要なポイント。デザインの良し悪しで、チラシの見やすさや印象が大きく左右されるのは明らかです。以下に効果的なチラシデザインについてご紹介します。
情報を整理してデザイン目的を明確にする
住宅見学会チラシの紙面では、必要な情報をわかりやすく伝えることが重要。そのためにはまず伝えたい情報を整理し、階層的に配置することです。そうすることで読み手にとってわかりやすいデザインにつながります。必要以上に情報を詰め込むと情報認識が困難になります。そのため、情報量にも注意が必要です。
次に整理した情報をもとに、チラシのデザイン目的を明確にしましょう。誰にどんな情報を伝えたいのか、どんな行動を促したいのかを明確に。つまり、ターゲットとコンバージョンを明確にすることです。それにマッチしたデザインを展開することで、必要な情報を確実に伝えることができます。
カラーやフォント、シンプルデザインにこだわる
カラーやフォントは、チラシの印象を大きく左右する要素の一つです。色彩心理学を意識した色選びや、読みやすいフォントの選定で、チラシの印象を向上することができます。また、SDGsの観点からUDフォント(ユニバーサルフォント)の積極使用もおすすめします。
住宅見学会チラシのデザインは、シンプルで美しいものが好まれます。過剰なデザインや装飾を施すと、住宅の特長や機能などの情報が読み辛くなります。また、チラシの全体デザイン乱雑になり読み手の興味を引くことができません。シンプルながら、美しいデザインを心がけることが大切です。
住宅見学会チラシの集客成功事例
住宅メーカーや工務店が顧客の集客を図るために行われるイベントが住宅見学会です。ここでは、住宅見学会チラシによる集客成功事例をご紹介します。
ターゲットにマッチしたチラシ内容
住宅見学会チラシを作成する際には、ターゲットを明確にすることが重要です。そして、そのターゲットにマッチしたチラシデザインが重要です。たとえば、ファミリー層向けチラシには子供たちが遊べるイベントをメインにデザイン。そして、裏面で家族が快適に過ごせる間取りなどを紹介しましょう。
参加者特典を強調してデザイン
住宅見学会の参加者は、もちろん住宅購入の検討者の割合が高いです。そこで参加者特典を用意することで、より集客を促すことができます。たとえば、抽選で賞品をプレゼントする、個別相談会を開催するなど。ニーズに対応する特典を用意してデザインしましょう。またお子様向けのプレゼントやイベントについても目立つようにデザインを。新規見込み客の集客につなげましょう。
魅力ある画像を掲載する
住宅見学会チラシには、イメージ写真の効果的な使用がおすすめです。魅力ある写真を使うことで、建物の雰囲気や特長が一層伝わりやすくなります。また、実際の見学会参加者の掲載もおすすめです。来場時の様子を撮影しチラシにデザイン掲載しましょう。参加者の満足感をアピールし親近感をアップする効果があります。
住宅見学会チラシは、集客において非常に効果的なツールです。上記のポイントを実践して、集客成功を目指しましょう。
アフターフォローで満足度を高める
住宅見学会チラシ配布後のアフターフォローについて。イベント開催後に行うべき具体的な取り組みについてご紹介します。
問い合わせ対応方法の整備
チラシを見たお客様からの問い合わせへの対応方法を事前に整備しておくことはとても重要です。メールや電話はもちろん、LINEやインスタグラムなどターゲットのニーズによりツールを検討。問い合わせの方法はチラシにわかりやすくデザイン掲載しましょう。
また、資料請求などの重要なレスポンスは「ラジオボタン」を設定して選択式にするのがおすすめです。さらに資料請求の無料ダウンロードスタイルを導入すれば、顕在客のリードが入手できます。
チラシのレスポンス検証と分析
チラシ配布後にはレスポンスデータを作成し結果分析を行います。配布地域や部数をもとに、来場者のデータと照合します。そして、反響が多かったエリアや属性(年齢や職業など)を把握します。その結果により、次回のチラシデザインのイメージや傾向を考えて反映します。配布エリアの再検討もぜひ行ってください。
チラシの配布結果レポートや次回デザインに向けたアドバイスは委託先から確実に受領しましょう。
フィードバックの受領とコミュニケーション構築
次回のチラシデザイン制作に活かすためにもお客様からのフィードバックは積極的に受け取りましょう。デザインだけでなく掲載内容や問い合わせ方法など。お客様からの改善要望や評価点など、ポジティブ面とネガティブ面の双方を把握します。そうすることでリアルな検証データをもとに次回以降のチラシデザイン制作に反映できます。
また、住宅見学会来場者とのコミュニケーション構築も大切です。来場者リストを活用したDM発送で次回イベントや新しい住宅企画の案内を行いましょう。
さらに関係性を深めるために来場時のご家族写真を自社のWebサイトやSNSに公開するのもおすすめ。「〇〇邸完成見学会のメモリアルスナップ」などとして掲載しましょう。
アフターフォローまとめ
住宅見学会チラシのアフターフォローはデザイン制作会社とても重要な取り組みです。これにより、お客様の満足度を高めリピート率アップや口コミ効果の向上につながります。
もちろん、フィードバック結果などを次回デザインに反映しPDCAを効果的にまわすことも忘れずに。「チラシデザインのみ」ではなくトータルで集客・販売促進をサポートする会社にお願いしましょう。