自社をより多くの人に知ってもらうには「集客」は欠かせない要素の1つ。昨今の集客方法の種類は多岐にわたります。SNSや動画など宣伝媒体もさまざまです。
デザインラボが提案する集客方法は以下の27種類。
オンライン集客(計16種類) | オフライン集客(計11種類) |
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コーポレートサイト | DM(ダイレクトメール) |
サービスサイト | チラシ |
ランディングページ(LP) | ポスティング |
オウンドメディア | テレアポ(テレフォンアポインター) |
看板広告 | |
新聞・雑誌広告 | |
テレビ広告 | |
YouTube | タクシー広告 |
TikTok | 電車・バス広告 |
リスティング広告 | セミナー・展示会 |
ディスプレイ広告 | 口コミ |
SNS広告 | |
SEO(検索エンジン最適化) | |
MEO(マップ検索エンジン最適化) | |
メルマガ(メールマガジン) | |
オンラインセミナー・展示会 |
当記事では、集客方法を「オンライン集客」と「オフライン集客」の2種類に分けて、それぞれまとめました。以下で詳しく説明していきます。
集客といっても、単純に顧客を増やすことだけが目的ではありません。どんな人に利用してほしいのか顧客像をきちんとイメージしてから、どのツールを利用すればより効果的であるかを細かに分析して把握する必要があります。以下で詳しく解説していきます。
そもそも集客とは?
集客とは、企業が自社の商品やサービスを魅力的にアピールし、興味を持った顧客を引き寄せるための戦略です。
優れた商品やサービスを提供していても、その魅力を適切に伝えられなければ、売り上げにつなげることは難しくなります。自社を広く認知ためには集客の手法を用いて魅力を最大限に引き出す必要があります。そのため、企業の収益活動において集客は非常に重要なテーマす。
オンライン集客とは
まずはオンライン型の集客方法からご紹介します。近年主流となっているインターネット上のwebツールなどを活用した集客方法です。第一のメリットは、低コストかつ世界中に情報発信が可能なこと。また、様々なアプローチができるのもオンライン集客ならではの強みです。
また、これらはWeb集客と呼ばれることもあります。さらに、この多くはWebマーケティングの集客施策にも当たります。
以下、計16種類のオンライン集客について解説します。
オンライン集客の種類
コーポレートサイト
企業の基本情報(企業の運営するデータの集合体)が提示されているサイトの呼称です。
主に顧客や取引先の企業、投資家、就職希望者など、自社の情報を必要とするユーザーに対して情報の提示(自社の紹介)を行うことを目的としています。
コーポレートサイトのメリットは、自社のブランドイメージや信頼性を高めることができること。また、検索エンジンで上位表示されるようにSEO対策を行えば、潜在的な顧客やビジネスパートナーにもアクセスされやすくなります。
コーポレートサイトのデメリットは、制作や更新に手間や費用がかかることです。また、単に自社の情報を掲載するだけでは、集客効果は限定的です。そのため、他のオンライン集客手法と併用することが大切です。
サービスサイト
自社の商品やサービスを宣伝、販売を目的としたサイトの呼称です。
さらに見込み客へのアピールにも欠かせないコンテンツでもあります。そして購入までを想定した案内を随時徹底することでより高い集客効果に繋がります。
メリットは、自社の商品やサービスの魅力や特徴を詳しく伝えることができることです。また、購入や問い合わせへの導線を明確に設定すれば、成約率や顧客満足度も高めることができます。
逆にデメリットは、競合他社との差別化が難しいことです。また、ユーザーのニーズや行動パターンに応じてサイトの構成やデザインを最適化する必要があります。そのため、定期的な分析や改善が必要です。
ランディングページ(LP)
ネットユーザーが検索や広告などのリンクから経由し最初にアクセスするページの呼称です。
単ページで商品を購入、または資料請求やサービスの利用・購入を促すのが主な目的。また、1ページだけで魅力を伝えるためにも様々なデザインでアプローチがしやすく、なるべくページ移動(離脱)されないために極力他のリンクを設置しないのも特徴のひとつです。
メリットは広告や検索などで集めた見込み客に効果的なコンバージョン(成約)を促せること。また、ページごとに効果測定や改善ができるため、費用対効果も高めることができます。
対してデメリットは、制作や運用に専門的な知識や技術が必要なことです。また、ランディングページだけでは集客できないため、他のオンライン集客手法と連携する必要があります。
オウンドメディア
自社が作成した、または運営している情報発信の媒体の総称です。
具体的には自社のブログ、コラムなどがオウンドメディアに挙げられます。これらの活用で自社のブランディングの確立や見込み客などの顧客集客に繋がります。
さらに長期的な取り組みや需要のあるコラムなど生産することも重要です。それにより、滞在時間と共に記事のアクセス数が上がります。
メリットは、自社でコントロールできる情報発信チャネルを持つことができることです。また、ユーザーに有益な情報を提供することで信頼関係を築き、ファンやリピーターを増やすことができます。
デメリットは、品質や量の維持のためコンテンツ制作に多くの時間や労力がかかること。また、単独での集客効果は限られるため、他のオンライン集客手法と併用する必要があります。
個人や企業問わずかなりのユーザー数が多いSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)です。リアルタイムで常に最新の情報が得られる、今や情報発信に欠かせないサービスです。また、利用している年齢層も10〜60代と幅広いのが特徴。そして、日本では利用率が世界でもトップクラスに近いと言われるほどです。情報収集目的のユーザーも多いため、目に留まりやすいメディアです。
加えて、Twitterのメリットは短いテキストで気軽に情報発信ができることです。また、ハッシュタグやリツイートの機能を使って自社の情報を拡散させることもできます。
反してデメリットは、情報量が多く競合も激しいことです。また、ユーザーの反応や評判を管理することが難しいこともあります。
実名制での登録により利用ができるSNSです。
日本のユーザー年齢層は30〜60代が非常に多いメディアです。加えて海外のユーザー数が圧倒的に多いといわれています。実名交流のため顧客や就職希望者との直接・具体的なコミュニケーションにも利用されています。
メリットは、自社の公式アカウントを作成しフォロワーとのつながりを強化できることです。また、Facebook広告やFacebookグループなど機能も多様。これによりターゲット層に効果的にアプローチすることもできます。
デメリットは、投稿やコメントへの対応や管理に手間がかかることです。また、Facebookのアルゴリズムや仕様変更によって、投稿のリーチや効果が変動する可能性があることです。
「インスタ映え」のワードでも有名な人気のSNS。主に写真の投稿で情報発信を行うサービスです。日本での利用者年齢層は10〜20代が圧倒的。特に女性の利用率が高い傾向にあります。また、視覚的に興味や関心を持ってもらえるので、潜在顧客にも効果的です。近年ではカフェなどの飲食店の店舗型集客にも役立てられています。
メリットは、美しい写真や動画で自社商品やサービスの魅力を伝えることができること。またインフルエンサーやハッシュタグの活用で、自社の情報を拡散できます。
デメリットは、写真や動画の品質や量を維持するためにコンテンツ制作に多くの時間や労力がかかることです。また、Instagramだけでの集客効果は限定的で、他のオンライン集客手法と連携する必要があります。
YouTube
Google社が運営する動画、映像がメインのSNSです。動画共有サービスとしてもその規模は世界最大。近年では企業とコラボしメディア展開するYouTuberが多く活動しています。文章や画像だけでは共有しづらい内容を直観的に伝えられるのが強みです。
メリットは、動画で自社の商品やサービスの魅力や特徴を詳しく伝えられることです。また、YouTube広告やYouTubeチャンネルなどの活用で、ターゲット層に効果的にアプローチできます。
デメリットは、コンテンツ制作に多くの時間や労力がかかることです。Instagram同様に、動画の品質や量を維持するコストを要します。また、YouTubeだけでは集客効果が限られるため、他のオンライン集客手法と連携する必要があります。
TikTok
数秒〜数分単位のショート動画がメインのSNSです。利用する年齢層は10〜20代が半数を占める若者向けの動画サービスです。TikTokは独自のシステムにより一定数のユーザーに表示されます。よって、比較的企業の広告動画でも見てもらいやすいのが特徴です。
TikTokのメリットは、短い動画で気軽に情報発信ができることです。また、トレンドやチャレンジなどを取り入れて、自社の情報を拡散させることもできます。
TikTokのデメリットは、動画の品質や量を維持するためにコンテンツ制作に多くの時間や労力がかかることです。また、では集客効果は限られるため、他のオンライン集客手法と連携する必要があります。
リスティング広告
GoogleやYahoo!などの検索で結果画面が表示されたときに、画面上部に表示される広告の呼称です。
検索時のキーワード選定や広告の文章、ランディングページが必要となります。リスティング広告の活用で自社サイトを検索結果画面の上位にすることが可能に。検索上位になれば、効率的にアクセス数も増加し、より高い集客効果が得られます。
リスティング広告のメリットは、検索エンジンで自社の商品やサービスに関連するキーワードを入力したユーザーに対して、自社の情報を最初に見せることができることです。また、広告費用はクリックされた場合にしか発生しません。そのため、費用対効果も高いと言えます。
リスティング広告のデメリットは、競合他社との入札競争が激しいことです。また、広告の運用や管理に専門的な知識や技術が必要なこともあります。
ディスプレイ広告
webサイト上の広告枠に、画像や動画などで表示される広告の呼称です。「バナー広告」とも呼ばれています。
ユーザーの目につく場所に広告表示されるため、多くの人に関心を持ってもらえます。テキスト形式の広告より表現方法が広がり、ブランディングにも役立つのも利点です。
メリットは、自社の商品やサービスの魅力や特徴を視覚的に伝えられることです。また、ユーザーの興味や嗜好に応じてターゲティング設定が可能。それにより、効果的なアプローチを実現します。
反してデメリットは、広告費用が高額になる可能性があることです。また、ユーザーのクリック率やコンバージョン率が低くなる場合もあります。
SNS広告
名の通り、TwitterなどのSNS上にて表示される広告の呼称。ユーザーの利用傾向に応じて細やかなターゲティング設定が可能です。また、違和感なく広告が表示されるため広告もクリックされやすいといわれています。最近では、採用にも活用されることも増えました。
SNS広告のメリットは、SNS上で自社の商品やサービスに関連するユーザーに対して、自社の情報を効果的に見せることができることです。また、SNS上で自社の情報を拡散させることもできます。
SNS広告のデメリットは、SNS上で自社の情報を管理することが難しいことです。また、SNS上で自社情報にネガティブな反応や評判を受ける可能性もあることです。
SEO(検索エンジン最適化)
ユーザーが検索エンジンを使用して検索する時に、検索結果として出てほしい内容をあらかじめ分析し、自社のサイトがより正確に評価される(検索上位に入る)ためにwebサイトを最適化することです。webサイトを運営していく上では、このSEO対策が重要となります。そして、長期的に改善を試みて正しくSEOを活用すれば大きな集客効果が得られます。
SEOのメリットは、検索エンジンで自社の商品やサービスに関連するキーワードを入力したユーザーに対して、自社の情報を上位表示させることができることです。また、SEO対策は基本的に無料で行えるため、費用対効果も高いと言えます。
SEOのデメリットは、SEO対策に専門的な知識や技術が必要なことです。また、SEO対策は一朝一夕では効果が現れないため、継続的な分析や改善が必要です。
MEO(マップ検索エンジン最適化)
主にGoogleで店名や地域検索したときに、画面上部に表示されるGoogleマップの情報に関する施策です。自社の所在地を示す地図検索を上位に繋がるように最適化。そして、様々なユーザーの認知や、来店の促進などの集客効果を狙うことができます。
MEOのメリットは、地域密着型のビジネスや実店舗を持つ企業にとって、自社の場所や営業時間などの情報をわかりやすく見せることができることです。また、MEO対策は無料で行えるため、費用対効果も高いと言えます。
MEOのデメリットは、MEO対策に専門的な知識や技術が必要なことです。また、MEO対策は他社との競争が激しいため、常に最新の情報や口コミを更新する必要があります。
メルマガ(メールマガジン)
自社のサイトで会員登録を行う際に、メールアドレスを登録した顧客にお得なキャンペーンや商品の紹介を発信する、メール形式でのサービスです。web広告より少ない労力で、伝えたい情報を一斉送信で素早く配信できるのが最大のメリットです。
他のメリットは、既存顧客や見込み顧客とのコミュニケーションの強化です。また、メルマガの内容や配信頻度は自由に設定可能。そのため、ユーザーのニーズに合わせた情報提供ができます。
メルマガのデメリットは、メルマガの開封率やクリック率が低いことです。また、メルマガの配信には法律や規約に沿った手続きや管理が必要なことです。
オンラインセミナー・展示会
web上で開催されるセミナー、展示会の呼称です。オンライン会議専用のリモートツールを使用するのが一般的。遠方の方も実際にリアルタイム(ライブ配信)で参加することが可能です。従来は、移動費などでコストも労力も高く開催頻度も難しいことがありました。すかしながらオンラインの利用で効率よく集客効果も得られるようになりました。
次にオンラインセミナー・展示会のメリットをお伝えします。まずは場所や時間の制約なく多数に自社商品やサービスの魅力や特徴を伝えられること。また、オンラインセミナー・展示会には事前登録やアンケートなどの機能の活用を。それにより参加者の属性やニーズを把握することができます。
デメリットは、セミナ・展示会の準備や運営に専門的な知識や技術が必要なことです。また、オンラインセミナー・展示会では実際に商品やサービスの体験ができません。そのために、購買意欲を高めることが難しい場合もあります。
オフライン集客とは
続いて、オフライン集客の種類をまとめてみました。インターネットを使わずに集客を行う集客手法。実際に存在する広告(チラシ、新聞など)やマスメディア広告(テレビ、ラジオなど)等。これらがオフライン集客の代表的な方法です。
メリットは、インターネットをあまり利用しない層の目に留まりやすいこと。また、長期間の看板設置なども刷り込み効果で様々な層に認知されやすいといった利点があります。
以下、計11種類のオフライン集客について解説します。
DM(ダイレクトメール)
ハガキやカタログ冊子などを利用して顧客の住所へと送付する集客方法です。以前やり取りしたことのある顧客なので、興味を持ってもらいやすい傾向があります。さらに値引きのクーポンコードなどを一緒に送付することもおすすめです。それにより手元に保管してもらいやすくなるメリットもあります。
メリットは既存・見込み顧客に対して直接的でパーソナルな情報提供ができること。また、DMは手元に残るため、長期的な効果も期待できます。
反してデメリットは、印刷や郵送などの費用が高くかかることです。また、DMを迷惑に感じるユーザーも多いため、配信許可や配信停止の管理が必要です。
チラシ
街中で配布したり、ポストに投函したりする紙媒体の集客方法です。手軽に作成でき、広範囲に配布できるのが特性です。それにより、多くの人に自社の商品やサービスを知ってもらうことができます。また、チラシは手元に残るため、後から見返すこともできます。
チラシのメリットは、低コストで大量に作成・配布できることです。また、魅力的なデザインやキャッチコピーでユーザーの興味を引くことができます。
ポスティング
自社の商品やサービスを紹介するチラシやカタログなどをポストに投函する集客方法がポスティングです。ポスティングはDMと似ていますが、ポスティングは特定の顧客ではなく、特定の地域やエリアに対して行います。そのため、ポスティングは地域密着型のビジネスや実店舗を持つ企業に向いています。
ポスティングのメリットは、低コストで広範囲に配布できることです。また、ユーザーの居住地域や生活圏に応じてターゲティング設定ができるため、効果的にアプローチすることができます。
反対にデメリットは、ポスティングは捨てられやすいため、効果測定が難しいことです。また、ポスティングは競合他社との差別化が難しいこともあります。
テレアポ(テレフォンアポインター)
電話で見込み客に自社商品やサービスを紹介し、商談のアポイントを取る集客方法。テレアポは直接的かつパーソナルなコミュニケーションが構築可できます。そのため、ユーザーのニーズや疑問を聞き出し、自社の商品やサービスの魅力やメリットを伝えることが可能。また、テレアポにより商談の機会を増やすことができます。
テレアポのメリットは、高いコンバージョン率や成約率を期待できることです。また、テレアポは効果測定や改善が容易なこともあります。
テレアポのデメリットは、トーク(会話)に高いスキルや経験が必要なことです。また、迷惑に感じるユーザーも多いため、配信許可や配信停止の管理が必要です。
看板広告
街中に設置された看板やネオンサインなどで自社の商品やサービスを宣伝する集客方法です。看板広告は長期間にわたって多くの人に目に入るため、自社のブランドイメージや認知度を高めることができます。また、看板広告は実店舗への来店促進にも有効です。
看板広告のメリットは、長期的かつ安定的な集客効果が得られることです。また、視覚的に魅力的なデザインやキャッチコピーでユーザーの興味を効果的に引くことも可能です。
看板広告のデメリットは、高額な費用がかかることです。ただし、看板は動くことはないので、持続的な効果が得られる集客方法です。
新聞・雑誌広告
新聞や雑誌などの紙媒体に掲載される広告の呼称です。多くの不特性多数に読まれるため、自社の商品やサービスを知ってもらうことができます。また、信頼性や権威性が高いと感じられるため、自社のブランドイメージや信頼性を高めることができます。
新聞・雑誌広告のメリットは、ターゲット層に合わせて選べる媒体が豊富であることです。また、紙面が手元に残るため、後から見返すこともできます。
デメリットは、広告掲載料として高額な費用がかかることです。
テレビ広告
テレビで番組と番組の間、または番組中にCMや提供、短時間のミニ番組を放映し全国(または地域)単位で認知してもらう集客方法。視聴者数が多く、音声や動画などで自社の商品やサービスの魅力や特徴を伝えることが可能。また、テレビ広告は感情や記憶に強く訴えることができます。
テレビ広告のメリットは、大規模かつ高品質な集客効果が得られることです。また、テレビ広告はブランドイメージや認知度を高めることができます。
テレビ広告のデメリットは、テレビ広告には非常に高額な費用がかかることです。近年ではテレビ広告よりもWeb広告に費用が充てられることが多い傾向にあります。
タクシー広告
タクシーの利用時に車内にある液晶での動画広告、または車外に広告を貼ることで移動時などにも興味を持ってもらう集客方法。広告が移動するため、多くの人に目に入る可能性があります。また、タクシー利用者や周辺住民などに対して地域密着型のアプローチができます。
タクシー広告のメリットは、低コストで長期間にわたって配信できることです。また、視覚的に魅力的なデザインやキャッチコピーでユーザーの興味を効果的に引くことができます。
反対に、デメリットとしては効果測定が難しいことです。
電車・バス広告
拘束時間の長い電車やバスの車内を利用して、幅広い年齢層に認知してもらう集客方法。多くの人が利用する交通機関のため、自社の商品やサービスを知ってもらう機会が多くなります。また、乗客や通行人などに対して地域密着型のアプローチができます。
電車・バス広告のメリットは、低コストで長期間にわたって配信できることです。また、魅力的なデザインやキャッチコピーでユーザーの興味を引くことができます。
電車・バス広告のデメリットは、電車・バス広告は効果測定が難しいことです。
セミナー・展示会
会場やブースなど、特定の場所を押さえ、開催日を決めた上で参加者に直接魅力を伝える集客方法。
オンライン集客でもセミナーや展示会はありますが、オフライン集客の場合は実際の商品を試してもらうことや、パンフレットなどを配布することで商談へと進めることも期待できます。また、セミナー・展示会は参加者の属性やニーズを把握することもできます。
セミナー・展示会のメリットは、高いコンバージョン率や成約率を期待できることです。また、セミナー・展示会は効果測定や改善が容易なこともあります。
セミナー・展示会のデメリットは、参加に高額な費用や手間がかかることです。また、参加者の集客や満足度が難しいこともあります。
口コミ
既存顧客からによる紹介で、自社が広告をせずとも新たな顧客の獲得に繋がる集客方法。
オンライン上での口コミもありますが、オフライン口コミの集客が注目されています。オフラインの口コミは直接顧客が親しい人に紹介をするため、最初から高い信頼を得た状態での集客が可能です。
また、紹介者に対するプレゼントキャンペーンやポイント付与などの実施も人気。これらを行うことでサービスの満足度も向上し更なる集客にも繋がります。
口コミのデメリットは、口コミは自社でコントロールできないことです。また、口コミはネガティブな内容や評判も拡散される可能性があることです。
目的に合った集客方法を選ぶことが重要
以上、27種類の集客方法の紹介でした。是非参考にしてみてください。
全ての集客方法を実践するのは時間もかかり、リスクも高いため現実的には難しいです。まずは自社の強みと顧客ターゲットの設定を明確にしましょう。そして、相性の良い集客の手法でアプローチするのが効果的でしょう。また、SNSなどアカウントを作成すれば無料で利用できるツールもあります。まずはアカウント登録してユーザー層を見てみるのも1つの手です。
ターゲットに合った集客方法を選びましょう
たとえばランチ店の検索方法について考えてみましょう。顧客像が明確ならば、はGoogleマップから選ぶか(MEO)、またはオンライン集客方法に適しているかなど、行動パターンをある程度予測すれば広告の方向性も固まりやすくなります。
<顧客像の確立に必要な要素>
- 性別
- 年齢
- 住まい(地域エリア)
- 家族構成
- 職業(職種、業界や肩書、担当など)
- およその年収
- 趣味や性格(普段どんな悩みや願望があるか)
オンラインとオフラインを上手くかけ合わせた集客を
集客方法にはそれぞれの特性や効果があります。やはり自社の商品やサービスに合った集客方法から着手するのが対策や改善も試みやすいでしょう。
たとえば営業展開が実店舗であり店頭での集客を目的とするケースでは。最寄りの駅付近でのチラシ配布やポスティングが効果的でしょう。さらに、若年層をターゲットにする場合では。SNS関連を利用してサービス情報の発信をするなど掛け合わせてみるとより効果的です。このような手法はメディアミックスと呼ばれ、近年注目されています。
まとめ
集客は売上に大きく関わる施策です。しかしながら、成功のためには地道な顧客の反応の分析や、徹底した自社商品やサービスの理解が必須。そして何よりも顧客の満足度が評価に直結するので短期的な施策だけでは集客の成功とは言えません。長いスパンで顧客の反応を伺いつつ、徐々に自社の魅力を最大限に発揮していきましょう。