集客には、オンライン・オフライン含め様々な方法があります。中でもチラシによる集客は、適切に活用することで、大きな効果を得ることが可能です。独自の魅力や情報を広く伝え、潜在的なお客様を引き付けること。それが集客効果の高いチラシの役割です。
この記事を読んでわかること
- チラシは手軽に集客が可能な地域密着型の情報発信ツール。
- 集客できるチラシのメリットは、一度に大量の情報を伝えられる点。そして、読者が自由な時間に閲覧できること。
- 集客できるチラシのデメリットは、効果測定が難しいことや印刷や配布にかかるコスト、独自のデザインを制作するためのスキルやノウハウが必要となること。
- 集客できるチラシ制作のコツは「5W1Hから考える」「キャッチコピーと写真を工夫」「情報を見やすく整理する」
- チラシにQRコードを掲載することで効果測定を可能に。
- 反響率とは、反響率(%)=(反応した人数÷配布枚数)×100
本記事では、まず集客できるチラシのメリット・デメリットをご紹介します。次に、効果的なチラシ作成のポイントや活用方法、継続してより良い効果をもたらすための効果測定方法など、完全網羅で徹底解説いたします。
チラシの可能性を最大限に引き出し、ビジネスの成功に繋げていきましょう。
目次
集客の重要性とチラシの役割
新規顧客の獲得、既存顧客のリピートを促進、そして認知度アップなど。これらの集客活動は企業や店舗に多くのメリットをもたらします。
その中でもチラシは、情報を具体的かつ手軽に直接消費者へ届けることが可能です。その形状やサイズは様々。内容も広告からお知らせ、イベント情報など、配る側のニーズに応じて自由に設計できます。さらに、チラシは手元に保管しやすい媒体です。そのため何度でも見返すことができ、長期的な効果も期待できます。
また、チラシは地域密着型の情報発信ツールとしても利用できます。特定地域やコミュニティへ向けの配布で、効率的なターゲットのアプローチが可能です。このように、チラシはその手軽さと自由度、そして直接性から多くの企業や店舗にとって重要な集客ツールとして活用されています。
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集客できるチラシのメリットとは?
集客できるチラシで得られる特に大きなメリット5つを紹介します。
老若男女に情報を届けることができる
まずチラシのメリットとして、広範囲への発信があげられます。インターネットの利用が難しい高齢者や、スマートフォンを持っていない子供など。年齢層を問わず広範囲の人々に情報を届けることができるメリットがあります。また、チラシが届けられることで、企業や商品への興味が生まれやすくなります。
手元に保管してもらえるため見返しが容易
たとえば、デジタル媒体、中でもWeb広告の場合。一度見逃してしまうと見返すことが難しい場合があります。しかしながら、チラシであれば、デジタル媒体と違って実物が手元に残ります。そのため、後で見直すことや、再度チェックすることが可能です。また、家族や友人に見せるなど口コミでの広がりも期待できます。
冷蔵庫に貼っておくなど、見返しにはとても打ってつけです。
また、手元に保管という意味でイメージしやすいのは、スーパーのチラシ。スーパーのチラシは買い物する際の買い物リストの代わりにもなります。これは、チラシという紙媒体である故のメリットといえます。紙面上に商品が一覧となっていて見やすいので、実際の買い物のイメージが容易です。そのため、店舗へ足を運びやすくなります。つまり、効果的な集客につながる媒体と言えます。
特定の地域に向けて情報発信できる
中でも、地域限定のイベントや地域密着型の小売店チラシなどの場合。特定の地域に向けて情報を絞り込んで発信することが可能です。これにより、地域特有のニーズに対応したマーケティングが可能となります。
そのため、地域に特化したチラシを作成する際は地域にまつわる要素を追加しましょう。そうすることで親近感を持って、ユーザに手に取ってもらうことができるでしょう。
信頼性が高い
新聞折込チラシの場合。信頼性の高い新聞と共に届くため、チラシ自体の信用性が非常に高くなります。
また、会社名やロゴ、連絡先などもわかりやすく掲載を。それにより、企業の認知度向上や信頼性向上に繋がります。
ひと目で情報がわかる
チラシであれば、その1枚に見て欲しい情報をまとめることができます。見出しや写真、色使いや一覧などによって情報を視覚的に伝えることが可能です。
これにより、一瞬で商品やサービスの特徴を伝えることができます。また、情報はコンパクトにまとめて伝えることが重要です。短時間で多くの情報を消費者に伝えることが可能となります。
集客できるチラシのデメリットとは?
デメリットについても適切に理解することで、効果的なチラシ作成が可能です。
ターゲットの年齢層を絞ることができない
集客チラシは一般的に地域密着型の広告です。そのため特定の年齢層にターゲットを絞って情報を届けることは難しいとされています。例えば、若者向けの商品やサービスを宣伝するチラシを配布しても、それが全部若者の手に渡るわけではありません。
ある程度年齢や顧客層が絞られているイベント会場での配布などであれば、年齢層を絞れる可能性はあります。ターゲットにより活用法を検討しましょう。
情報量に限界がある
チラシのサイズは通常、A4サイズやそれ以下であるため、情報量には限界があります。そこで、詳細な情報を伝えたい場合や、複数の商品を紹介したい場合には、情報を絞るか、文字を小さくする必要があります。しかし、文字が多すぎると読むのが困難になり、小さすぎると読みにくくなります。その結果、読む意欲を失う可能性もあります。文字の大小はユーザーが読むか、読まないかというところに大きく影響します。
そのため、チラシのサイズ感や文字の大小には注意しながら作成することがポイントです。
配布にお金がかかる
チラシを配布するためには配布するための料金が発生します。これはポスティングでも郵送でも、規定の費用がかかります。そのため、部数や条件でコストアップになるデメリットがあります。
ただし、ポスティングなどは地域によって非常に効果が出る場合が多くあります。そのため、ポスティングをサポートする会社などに一度見積もりを依頼することも検討しましょう。
印刷枚数・配布数に限界がある
予算の制限などで、印刷枚数には限界があります。また、配布にも時間と労力がかかるため、どれだけの数を配布できるかにも限界があります。大量に配布するためには多くの人手や時間を必要とします。
集客できるチラシを作るときのポイント
集客チラシの効果を最大限発揮させるためのポイントを解説します。
5W1Hから考える
チラシ作成の目的「Why(なぜ)」を明確にし、ターゲットやペルソナは誰「Who(誰に)」なのかを絞り、どういうことをチラシ上で訴求「What(何を)」するのかを決めます。そして、キャンペーン開催期間やクーポンコードの有効期限「When(いつ)」と開催場所や店舗などの住所「Where(どこで)」を必ず明記します。そのチラシを何枚を作成し、ポスティングなのか、店舗などに置いてもらうのか、郵送するのか「How(どのように)」方法を確定しましょう。
キャッチコピーと写真を工夫する
まず、キャッチコピーはチラシの目立つ部分に配置しましましょう。そして、一瞬で読者の興味を惹くものでなければなりません。また、写真も同様に商品やサービスの魅力を視覚的に伝えることが重要です。写真の選択や配置、キャッチコピーの言葉選びには工夫が必要です。
情報を見やすく整理する
限られたスペースの中に情報を詰め込むため、見やすさが求められます。文字の大きさや、レイアウトなど工夫し、料金などの情報を見やすく整理することが必要です。また、グラフやイラストを使用することで、ひと目で伝わる情報を作ることも大切です。
集客できるチラシを効果的に活用する方法
配布エリアとタイミングを考える
例えば、子供向けの商品を提供している場合。子育て世代が多い地域や学校周辺などに配布すると効果的です。また、高齢者向けの商品ならば、高齢者向け住宅への配布などが有効といえるでしょう。
配布のタイミングについては、特定のイベントや季節に合わせることで、チラシが目に止まりやすくなります。また、新商品の発売やサービス開始時に配布を行うことも効果的です。情報の新鮮さにより興味を引きつけることができます。
問い合わせやアクセスを促す仕掛けをつける
また、問い合わせや資料請求のための連絡先は明確に記載しましょう。電話番号やメールアドレスはもちろんのこと、ホームページのアドレスやTwitterやFacebookなどのSNSのアカウントなども付記するとより幅広い対象者にリーチできます。
その他、期間限定の割引クーポンコードをつけるなどの特典掲載も有効です。それによって、チラシを見た人が行動を起こしやすくなります。これらの仕掛けでユーザーの興味向上や実際にアクションを起こす可能性が高まります。
チラシによる集客の効果測定する方法
1度チラシを配布して終わりでは、効果を確認することも次につなげることもできません。そのため、正しい効果測定の実施が重要です。
反応や成果を測定するよう工夫する
また、直接アクセス以外にクーポンコードやQRコードを設定し、より正確な測定をすることがおすすめです。中でも、QRコード設定は特に注目。「詳細はこちら」というように誘導することで、顕在層に近いユーザーがどれだけいるのかなど、数字を計測することができます。
チラシのQRコードの遷移先として、サイト内にアンケートページを設けることもおすすめ。アンケートを設けることはユーザーにとってのハードルが上がる反面、回答結果からユーザーの悩みやお困りごとなど「お客様の声」を把握するチャンスにもなり、ニーズの把握を行うことができます。
また、「チラシを見てきました」などチラシ限定のキャンペーンの実施なども可能です。
1度きりで終わらない、持続的な集客に効果を生み出すチラシの制作を意識しましょう。
反響率とは
反響率とは、配布されたチラシに対して、何人が反応(行動)(そのチラシ経由の来店や問い合わせ、URL・QRコードアクセスやクーポンコードの使用、購入など)したかを示すパーセンテージのことを指します。この数値が高いほど、チラシは効果的に機能していると言えます。
反響率の計算方法
計算方法は以下の通りです。
反響率(%)=(反応した人数÷配布枚数)×100
10,000枚のチラシを配布し、そのうち50人が反応した場合。反響率は(50÷10000)×100=0.5%となります。この数値を基に次回のチラシ作成時に改善すべきポイントなどをしてみましょう。その結果、マーケティング戦略の見直しに役立てることが可能です。
集客できるチラシの作り方と効果的な活用方法まとめ
チラシは集客に効果的な広告媒体
チラシ媒体は、その手軽さと直接的な効果から多くの企業に利用されています。メリットは、情報がウェブ上のものと比べて直感的に得られやすいこと。また特定の地域への情報発信が可能であることなどが挙げられます。一方で、デメリットとしてターゲットの年齢層絞り込みが難しく、情報量や配布枚数に限界がある点が挙げられます。
しかし、これらのデメリットを補うために、QRコードによる効果測定や5W1Hを考えた内容設計やキャッチコピー・写真の工夫、情報の整理方法などを駆使すれば効果的なチラシが作れます。
また、配布エリアやタイミングを考えた活用法、問い合わせやアクセスを促す工夫などで、より一層の集客効果を期待できます。最後に、作成したチラシの効果は反響率を測定することで確認できます。以上の点を踏まえ、集客チラシは極めて効果的な広告媒体であると言えます
これらの具体的な手法を参考にしていただき、ご自身のビジネスや店舗に最適な集客できるチラシの制作依頼をしてみてはいかがでしょうか。
以下は、デザインラボのチラシの制作事例です。合わせてご覧ください。