こんなお悩みはありませんか?
・複数店舗の販促物ごとにチラシやPOPのデザインが異なり、ブランドの印象がそろわない
・本部で用意した販促物を店舗が独自に変更し、管理が難しくなっている
・店舗別の価格や開催期間の差し替え・確認に時間がかかる
・チラシ・店頭POP・ポスター・SNS画像のデザインを統一したい
・店舗数が増え、制作から承認・印刷・店舗別納品までまとめて相談したい

共通ルールや統一方法について

まず、複数店舗の販促物を統一するには、ロゴや色をそろえるだけでなく、本部と店舗の役割、制作から掲出までの流れを決めることが大切です。チラシ、店頭POP、ポスター、SNS用画像などを共通のルールで制作すると、店舗や媒体をまたいでも同じブランドとして伝わりやすくなります。

統一の方法を確認

一方で、価格や取扱商品、営業時間まで一律にすると、店舗の実情に合わなくなる場合があります。本記事では、多店舗展開する企業の販促・マーケティング担当者様に向けて、複数店舗の販促を統一する項目と店舗ごとに変える項目、導入の手順、確認用チェックリストを紹介します。

この記事を読んでわかること

  • この記事を読んでわかること
  • 複数店舗の販促物を統一するメリットと導入の5つの手順
  • 全店でそろえる項目と店舗ごとに変更する項目の分け方
  • 本部・店舗・制作会社の役割分担と承認の進め方
  • チラシ・POP・ポスター・SNS画像のデザインをそろえる方法
  • コメダ珈琲店様の制作事例と、店舗別に展開する運用例
  • 統一前のチェック項目と、導入後の制作負担・販促成果の確認方法

複数店舗の販促物を統一するとは?

複数店舗の販促物を統一する際は、デザインだけでなく、店舗ごとの変更範囲や運用の手順も整理することが大切です。まずは、統一の考え方と対象となる販促物を確認しましょう。

デザインラボでは、集客・認知度アップなどでお困りの企業様や店舗様に、広告宣伝・販売促進などのマーケティング支援を行います。クライアント様に寄り添う丁寧なご提案がモットーです。現在、企業様の抱えているお悩みを「無料にて相談できる」サービスを実施しています。もちろん正式依頼でなく相談のみでもお気軽にどうぞ!

共通ルールと店舗ごとの変更範囲を決める

複数店舗の販促物の統一とは、ブランドの共通ルールと店舗ごとの変更範囲を定め、制作・承認・配布・掲出を共通の手順で運用することです。

たとえば、すべての店舗で同じデータを使う場合もあれば、共通のデザインに店舗名や価格を差し替える場合もあります。そこで重要なのは、どこをそろえ、どこを変えてよいのかを関係者が判断できる状態にすることです。

紙とデジタルの販促物を整理する

複数店舗の販促展開の対象はチラシだけではありません。POP、ポスター、のぼり、クーポン、Webバナー、InstagramやXの SNS用画像など。お客様が目にする接点を整理しましょう。また、同じキャンペーンでも媒体ごとに情報量や見せ方を調整する必要があります。

目次

複数店舗の販促物を統一するメリット

販促物の統一は、ブランドの印象をそろえるだけではありません。制作や確認の進め方を見直すことにもつながります。ここでは、主な3つのメリットを紹介します。

ブランドの印象をそろえやすくなる

同じ企業の店舗でも、ロゴや色、写真の使い方が異なると、別のブランドのように見える場合があります。そこで、基本のデザインをそろえることで、お客様が系列店や共通のキャンペーンを認識しやすくなります。

たとえば紙チラシで見た商品を、店頭のPOPやSNSでも同じ写真・企画名で紹介してみましょう。それによって、告知と売り場のつながりも伝えやすくなります。

制作や確認の重複を減らしやすくなる

各店舗で一からデザインを作ると、素材探しやレイアウト調整、内容確認がそれぞれに発生します。しかし、共通テンプレートを用意すれば、店舗担当者は価格や開催日などの必要な情報の準備に集中しやすくなります。

ただし、テンプレートを配るだけでは運用は整いません。変更できる項目と確認する担当者まで決めておくことが大切です。

店舗ごとの差異や修正箇所を管理しやすくなる

商品名、価格、期間、対象店舗などを同じ形式で管理すると、差し替え箇所を確認しやすくなります。また、店舗ごとにメールや口頭で情報を集める場合は、提出項目と締切をそろえるところから始めましょう。

なお、デザインを統一しただけで売上や来店数が増えるとは限りません。制作負担や表示ミスなどの運用面と、販促の成果を分けて確認する必要があります。

全店で統一する項目と店舗ごとに変える項目

販促物のルールは、「全店共通」「店舗別に変更」「変更時に承認」の3つに分けると整理しやすくなります。では、それぞれの区分と具体的なルールの決め方を確認しましょう。

複数店舗の販促物の項目を3つに分けて整理する

次に、社内ルールを作る際の整理例を表で紹介します。実際の商圏や販売条件に合わせて調整してください。

区分主な項目運用のポイント
全店共通ロゴの形・余白、基本色、指定書体、共通キャンペーン名本部が承認した素材を使用する
店舗別に変更店舗名、住所、営業時間、地図、店舗別の誘導先決められた入力欄・表示位置で差し替える
変更時に承認価格、取扱商品、開催期間、特典、対象条件本部の販売方針と店舗の実施条件を確認する

ロゴ・色・文字の基本ルールを決める

ロゴは使用データを一本化し、縦横比の変更や無断の色変更を防ぎます。また、基本色、見出しと本文の書体、文字サイズの目安も整理しましょう。

その上で、ルールは担当者が制作中に確認できる分量から始めます。具体的には、文章だけでなく使用できる例と避けたい例を並べると、判断しやすくなります。

店舗情報を差し替える場所を用意する

次に、店舗名や地図などは共通デザインの中に専用の枠を設けます。また、店舗名が長い場合や営業時間が複数ある場合も想定し、文字が収まらないときの対応を決めておきましょう。

本部が管理する店舗情報の一覧をもとに制作すると、過去の販促物から古い住所や営業時間を転記することも防ぎやすくなります。

価格や特典は変更条件を明確にする

また、価格や特典はブランドの見た目とは別に、販売条件として管理します。たとえば同じデザインを使っていても、対象商品や実施期間が違えば掲載内容を個別に確認する必要があります。

さらに、全店共通の企画と店舗限定の企画が混在する場合は「対象店舗」「実施期間」「利用条件」をどこに表示するかもそろえましょう。

本部制作・店舗制作・外部委託はどう使い分ける?

では次に、販促物の制作体制について検証しましょう。具体的には、全店共通の企画と店舗限定の企画の割合、制作量、社内の担当体制に合わせて選びます。それにより、本部・店舗・制作会社が担当する範囲を整理しましょう。

制作と承認の役割を分けて考える

まず、全店共通の企画は本部で管理し、店舗固有の情報は店舗が確認する形を基本にしましょう。そこで、制作量や社内体制に応じて外部委託を組み合わせます。 また、誰がデザインするか、誰が掲載内容を承認するかは分けて考えましょう。

制作体制ごとの特徴を比較する

制作体制向いている状況導入前に決めること
本部でまとめて制作全店共通のキャンペーンが多く、見た目と進行を一括管理したい店舗別原稿の提出期限、修正窓口、店舗確認の担当者
店舗がテンプレートで制作地域限定の企画や小規模な差し替えが多い編集できる項目、素材の使用範囲、承認が必要な変更
制作会社へまとめて委託媒体や店舗別データが多く、制作・印刷の負担を見直したい委託範囲、支給原稿、修正条件、データ管理、納品先

たとえば、全店キャンペーンのポスターは本部が制作し、店舗限定商品のPOPは承認済みテンプレートで各店が制作する方法があります。そして、外部に委託する場合も価格・期間・対象店舗の最終確認を誰が行うかは社内で決めておきます。

複数店舗の販促物を統一する5つの手順

まず、販促物の統一は現状の把握から始めます。共通ルール、テンプレート、担当体制の順に整えると進めやすくなります。次に、一部店舗での試行を含め、5つの手順を紹介します。

1.各店舗の販促物と課題を集める

最初に、各店舗で使っているチラシ、POP、ポスター、SNS用画像などを集めます。直近の同じキャンペーンを比較すると、見た目や情報の違いを確認しやすくなります。

さらに、制作担当者、制作頻度、修正回数、発注先、納品先を整理しましょう。その結果、「デザインが違う」という課題の背景には原稿提出の遅れや承認先の不明確さが隠れていることもあります。

2.共通ルールと店舗の裁量を決める

次に、前の表を参考に全店で守る項目と店舗側で調整する項目を決めます。そして、本部だけで決定せず、店舗担当者から売り場や客層の違いを聞いておくことが大切です。

たとえば、売り場が狭く共通サイズのポスターを貼れない店舗には、小さいサイズの展開版を用意します。このように、例外の申請方法を決めておけば、店舗が独自に作り直す状況を減らしやすくなります。

3.媒体別のテンプレートと原稿表を作る

チラシ、POP、ポスター、SNS用画像には、それぞれのテンプレートを用意します。そこで、同じデザインの方向性を保ちながら、掲出距離や画面サイズに合わせて情報の優先順位を調整しましょう。

また、店舗から集める原稿は、店舗名、商品名、価格、期間、条件、確認担当者などを共通の表にまとめます。そして、空欄が「未回答」なのか「対象なし」なのかも区別できるようにしてください。

店舗別原稿表に入れる項目

店舗別原稿表は、制作担当者が推測せずに差し替えできる情報をそろえるためのものです。商品名や価格だけでなく、対象条件と確認状況も記録します。

項目入力内容の例確認のポイント
企画ID・店舗名秋の販促01・A店同名企画や店舗の取り違えを防ぐ
商品・販売条件対象商品、容量・数量、掲載価格、価格の表示区分商品を特定でき、売り場の案内と一致しているか
開始日・終了日年月日、必要に応じて開始・終了時刻紙・Web・SNSで条件が食い違っていないか
対象・利用条件対象店舗、数量限定、併用条件など全店共通と店舗限定を区別できるか
媒体・仕様POPのサイズ、部数、SNS画像の種類掲出場所や公開先に合っているか
確認記録確認者、確認日、承認状態、版番号未確認と承認済みを区別できるか

この表は入力項目の例です。販売条件が未確定の欄は「確認中」とし、承認が済むまで印刷・公開へ進めないルールを設けましょう。

4.制作・承認・納品の担当を決める

また、デザインを確認する担当者と、価格や店舗情報を確認する担当者を分けておきます。そして、最終的に印刷・公開を許可する担当者と締切も明確にしましょう。

工程主な担当の例確認する内容
企画・共通原稿本部販促担当目的、対象商品、共通条件、開始日
店舗別原稿各店舗の責任者価格、取扱商品、店舗情報、必要部数
デザイン制作社内制作担当・制作会社共通ルール、差し替え箇所、媒体別の見やすさ
最終承認本部が指定した承認者店舗確認の完了、最終版、納品・公開指示
掲出・撤去各店舗の担当者掲出場所、開始日、終了後の撤去

このように、修正依頼は窓口をまとめます。そして、使用するデータには企画名、店舗名、版番号を付けます。また「最終」「最終修正」といった名前だけで管理せず、どの版が承認済みか分かる状態にしましょう。

5.一部店舗で試し、全店へ展開する

また、全店へ一度に広げる前には、売り場の広さや運営条件が異なる店舗で試します。具体的には入力欄が足りるか、文字が読みやすいか、指定場所に掲出できるかを確認してください。

そして、実施後は店舗からの質問や修正内容を集めます。繰り返し発生した問題をテンプレートとルールに反映してから全店展開すると、導入時の混乱を抑えやすくなります。

制作事例|複数店舗のブランドイメージをそろえた販促物制作

複数店舗の販促物を統一する際は、ブランドらしさを共通のデザインで表現し、店舗で使いやすい仕様に整えることが大切です。ここでは、デザインラボが手がけたコメダ珈琲店様のキャンペーンツールとメニューブックの制作事例を紹介します。

コメダ珈琲店様|記念ロゴを軸にキャンペーンツールを展開

コメダ珈琲店様の1000店舗達成記念では、お客様への感謝を伝える「1000キューキャンペーン」のツール制作を担当しました。全国の店舗で統一感のある告知ができるよう、記念ロゴを軸に、ポスター・POP・チラシ・クーポンなどへデザインを展開しています。

まず、ロゴは「祝」「感謝」「賑わい」をキーワードに、親しみやすい書体とカラーで構成しました。そして、各キャンペーンの販促物にもロゴのコンセプトを反映し、企画が変わっても一体感が伝わるデザインに整えています。

また、店舗スタッフが使いやすく掲出できるよう、ツールの仕様にも配慮しました。サイズや印刷条件を統一管理し、全国規模の展開に対応しています。複数店舗の販促物では、見た目の共通化に加え、実際に使用する場面を想定した設計も重要です。

コメダ様1000店舗達成キャンペーンのキャンペーンポスター
コメダ様1000店舗達成キャンペーンのキャンペーンポスター

コメダ珈琲店様の1000店舗達成記念ツール。記念ロゴのコンセプトを各販促物に反映しています。

コメダ珈琲店様の1000店舗達成記念ツール制作事例を見る

コメダ珈琲店様|ブランドらしさと差し替えやすさを両立したメニューブック

次にコメダ珈琲店様のブランドらしさを表現した、グランドメニュー制作の事例をご紹介します。あわせて、長期間使える仕様の両立を目指しました。ご相談時には、耐久性の確保や、中面を1ページ単位で差し替えられることも課題として挙がっていました。

そこで、初期の店舗の写真資料や実際の店舗を調べ、デザインコンセプトを「伝統」に設定しました。全店舗でブランドのアイデンティティを感じられるよう、書体・文字サイズ・レイアウトを検討し、読みやすさや注文のしやすさにも配慮しています。

さらに、中面をスライドで差し込む方式を採用し、ページを差し替えられるメニューブックに仕上げました。複数店舗で使う販促物は、共通のデザインを決めるだけでなく、掲載内容の変更に対応できる仕様まで考えておくことが大切です。

コメダグランドメニュー

画像キャプション:「伝統」をコンセプトに制作したメニューブック。ブランドらしさを表現しながら、中面を差し替えられる仕様にしています。

コメダ珈琲店様のメニューブック制作事例を見る

運用例|全店共通のキャンペーンを店舗別に展開する場合

ここでは、複数店舗の小売企業が季節のキャンペーンを実施する想定で紹介します。実際の顧客事例や成果実績ではなく、運用を説明するための例です。

本部と店舗で情報を分担して制作する

まず、本部ではキャンペーン名、メイン画像、基本色、共通の説明文を用意します。そして各店舗は、対象商品、販売価格、実施期間、必要な販促物のサイズと部数を原稿表に入力します。

次に、制作担当は共通のデザインに店舗別情報を反映し、チラシ、POP、ポスター、SNS用画像へ展開します。最後に、店舗担当者が販売条件を確認し、本部の承認後に印刷・公開へ進めます。

納品時には、掲出場所の見本と撤去日も共有しましょう。データを渡して終わりにせず、店舗で正しい販促物が使われているかまで確認することが大切です。

店舗ごとの違いを共通デザインに反映する例

さて、以下は架空のA店・B店を比較した運用例です。このように価格や期間が異なる場合は、店舗名だけを差し替えて流用せず、販売条件も店舗別に確認します。

項目A店B店管理方法
ロゴ・基本色・企画名共通素材を使用共通素材を使用本部が承認した素材に固定
店舗名・案内先A店の情報B店の情報店舗情報の一覧から差し替え
対象商品・価格・期間A店の実施条件B店の実施条件原稿表と店舗確認で承認
ポスターのサイズ標準サイズ売り場に合う小型版承認済みの展開版から選択

また、店舗確認後に価格が変わった場合。該当店舗の紙・Web・SNSのどこに同じ情報を掲載しているかを確認します。そのため、修正版のデータを渡す際は、旧版の撤去・差し替えまで指示し、店舗から完了報告を受けましょう。

販促物の統一で起こりやすい失敗と対策

共通のデザインを用意しても、店舗の条件や原稿管理の方法が合わないと、独自制作や修正の繰り返しが発生する場合があります。そこで、起こりやすい問題と対策を確認しましょう。

よくある問題と原因を確認する

起こりやすい問題主な原因の例対策
店舗が独自のデザインを作り始める共通テンプレートが売り場や企画に合わないサイズ違い・店舗限定企画の展開版と例外申請の窓口を用意する
同じ箇所の修正が何度も発生する原稿の提出形式と確認の順序がそろっていない原稿表を統一し、販売条件を確認してから制作に進む
古い価格や期間のデータが使われる承認済みデータと旧版が同じ場所にある配布場所を一本化し、版番号と承認状態を表示する
紙とSNSで条件が食い違う媒体ごとに原稿を別管理している共通の原稿表から展開し、変更時に対象媒体をまとめて確認する

テンプレートと運用の両方を見直す

デザインのルールを増やしても、原稿提出や承認の仕組みが曖昧なままでは問題が残ります。そこで、繰り返す修正を記録し、原因に合わせてテンプレートと運用の両方を見直しましょう。

販促物の統一で確認したい10項目

次に、下記に用意したチェックリストは、本記事で整理した実務上の確認項目です。公的な規格や認証基準ではありません。導入前の打ち合わせや、社内での進捗確認にご活用ください。

導入前の準備状況を確認する

  • 使用するロゴ・画像の最新版と保管場所が決まっている
  • 基本色・書体・余白などの共通ルールがある
  • 店舗ごとに変更できる項目が決まっている
  • 価格・期間・対象条件を確認する担当者が決まっている
  • 店舗情報を同じ形式で集める原稿表がある
  • 紙とデジタル、それぞれのテンプレートがある
  • 修正窓口・最終承認者・締切が決まっている
  • 承認済みデータと旧版を区別できる
  • 店舗別のサイズ・部数・納品先を管理している
  • 掲出・公開の開始日と終了後の対応が決まっている

未対応の項目から優先順位を決める

未対応の項目が多い場合は、まず店舗情報の収集方法と承認の流れから整えましょう。その後、制作頻度の高い販促物からテンプレート化すると進めやすくなります。

多店舗展開の販売促進についての詳細は、関連記事「多店舗展開の販促戦略|本部と店舗の役割・進め方」も参考にしてください。

統一後は制作負担と販促成果を確認する

販促物の統一後は、制作や店舗運用の変化と、来店・問い合わせなどの反応を確認します。それぞれの指標と比較条件を整理し、継続して振り返りましょう。

制作負担と販促成果を分けて評価する

次に運用の改善を行います。制作時間、修正回数、誤記による再制作件数、予定日までに掲出できた店舗の割合などで確認します。また、前後で比べる場合は、対象店舗、媒体、集計範囲をそろえてください。

来店数やクーポン利用件数なども参考になりますが、季節、商品、値引き幅、配布量によって変わります。よって、結果が改善しても、販促物の統一だけによる効果と断定するのは避けましょう。実施条件とあわせて振り返ることが大切です。

改善の状況を把握する指標の例

確認すること指標の例比較時の注意点
制作負担1企画あたりの制作・確認時間、修正回数対象店舗数、媒体数、修正1回の数え方をそろえる
表示の正確さ誤記による再制作件数デザイン調整による再制作と区別する
掲出の進行期限内に掲出を完了した対象店舗の割合完了報告の方法と集計日を決める
販促の反応クーポン利用件数、媒体別の問い合わせ件数配布量、掲載期間、商品や特典の違いも記録する

期限内の掲出完了率の計算方法

期限内の掲出完了率は「期限内に掲出を完了した店舗数 ÷ 掲出対象店舗数 × 100」で計算できます。たとえば、対象20店舗のうち18店舗が期限内に掲出した場合は90%です。成果実績や業界平均を示す数値ではありません。

まずは同じ条件で継続して記録できる指標を選びます。そして、取得が難しい数値を増やすより制作と店舗運用の改善につながる記録を残しましょう。

さらにチラシの反応を確認する方法は、関連記事「反響率とは?チラシやポスティングの集客に必要な指標や方法を徹底解説」も参考にしてください。

複数店舗の販促物の統一に関するよくある質問

次に、複数店舗の販促物を統一する際に、よくある疑問をまとめました。デザインの共通化、店舗ごとの条件、承認体制、費用や外部委託の準備について確認しましょう。

Q. すべての店舗で同じデザインにする必要がありますか?

A. ロゴや基本色などを共通にしながら、店舗情報や販売条件を変える方法があります。また、商圏や売り場の違いを確認し、共通部分と変更部分を決めることが大切です。

Q. 最初に統一する販促物は何ですか?

A. 全店で使用し、制作頻度や修正の負担が大きい販促物から始めると進めやすくなります。たとえば、定期キャンペーンのPOPやポスターを対象に、原稿収集から掲出までの流れを試す方法があります。

Q. 店舗ごとに価格や取扱商品が違っても統一できますか?

A. 価格や取扱商品が異なる店舗でも、共通デザインと店舗別の差し替え欄を用意すれば統一を進められます。そして、販売条件は店舗別原稿表で管理し、各店が内容を確認した後に本部が最終承認します。
また、「一部店舗を除く」だけで済ませず、対象店舗や対象条件をお客様が判断できる表示にしましょう。

Q. 本部の確認待ちで公開が遅れる場合はどうしますか?

A. まず、原稿提出、店舗確認、本部承認の締切を分け、承認担当者と不在時の代行者を決めます。変更が少ない定型の販促物は、事前に承認した範囲で差し替えできる運用も検討できます。さらに、価格や特典など、承認が必要な販売条件はあらかじめ区別してください。

Q. 紙の販促物とSNS画像は同じデータを使えますか?

A. 共通の原稿や写真は使えますが、紙とSNSでは表示サイズや読み方が異なるため、レイアウトは媒体に合わせて調整します。文字を小さくして同じ画像に詰め込むのではなく、企画名、対象商品、価格、期間、利用条件の優先順位を決めて展開しましょう。

Q. 複数店舗の販促物を統一する費用は何で変わりますか?

A. 費用は、共通テンプレートの種類、店舗別の差し替え数、媒体数、印刷仕様・部数、修正範囲、配送先などで変わります。見積もりでは、初回のルール・テンプレート作成と、継続運用の差し替え・印刷・配送を分けて確認すると、比較しやすくなります。

Q. 外部の制作会社に依頼する際は何を準備しますか?

A. まず、現在の販促物、店舗一覧、制作頻度、必要な媒体・サイズ・部数、希望納期を準備しましょう。さらに、既存のブランドルールと、本部・店舗間で困っていることも共有すると、相談が具体的になります。

複数店舗の販促物制作はデザインラボにご相談ください

このように、複数店舗の販促物を統一するには、共通デザインと店舗別情報の両方を整理することが大切です。そして、制作から掲出までの流れを決める段階に進めましょう。まずは、現在の販促物を集め、全店でそろえる項目と店舗ごとに変える項目を確認しましょう。

デザイン・印刷・Webコンテンツの制作をご相談いただけます

デザインラボでは、チラシ、POP、ポスターなどのデザイン・印刷に加え、Webコンテンツの制作もご相談いただけます。サービスの詳細は「デザインラボについて」をご覧ください。

最後に「店舗ごとに販促物の見え方が違う」「チラシと店頭POPをまとめて相談したい」とお考えの企業様へ。現在お使いの販促物と店舗数、必要な媒体、希望時期をお知らせください。具体的な対応範囲や進行方法を、ご相談内容に応じて確認いたします。

複数店舗で販促効果を測定するための準備と手順については、関連記事「複数店舗の販促効果測定|店舗別・媒体別の指標を解説」も参考にしてください。

複数店舗の販促物制作について相談する