「今年で10周年を迎えるのに何をしたらいいのかわからない」。「せっかくの節目を迎えるのだから、今までとは違うことをしたい」。このように、お悩みの方はいらっしゃいませんか。
企業の周年事業といえば、周年を記念して周年イベントや祝賀パーティーを開催するなど「その日限りの一時的な感謝を伝える場を企画する」。というイメージがあるかと思いますが、現在はブランディングを行うなど、次の10年、20年先の飛躍のための「再スタートの場」として活用される場合も数多く見受けられます。
その周年事業のアイデアの1つとしておすすめしたいのが、オフィスや工場において重要なインテリア「壁紙」。アイデア次第でさまざまな企画ができます。
今回は、オーダーメイド壁紙を利用して周年事業に取り組むメリットやポイントをお伝えします。
目次
壁紙をリニューアルするメリットとは
突然ですが、こんな経験をされた方はいらっしゃいませんか?
駅構内に、映画の大型広告が急に出現していて、見慣れた景色が見違えてしまった…
また、テーマパークの最寄り駅の場合。駅から施設までの通路の壁面に、テーマパークを連想させるものが描かれていたことがあるかと思います。連絡通路に描かれていると、ワクワク感を与えてくれますよね。
これらは巨大で非常に目を引く上に、自然に目に入る形で情報を伝えます。また、見る人に興味をもたせます。このように、巨大な壁紙はメディアのように、伝えたい内容をアピールできます。
壁紙と周年事業と結びつきづらいかもしれません。しかし、壁紙のリニューアルは企業の周年事業に効果的な施策なのです。
これらの例は、「古くなってきたのでオフィスをリフォームしたい…。」「オフィスの壁紙を新しくしたい」と考えている企業にとっては、壁も新しくできます。
それと同時に、社員に向けて、周年事業を浸透させることができ、一石二鳥。大規模な工事が不要なので、コストを抑え、空間に変化をもたらすことができます。
周年イベント・記念式典との違いとは
周年事業として多いのは、イベントや記念式典。これらの開催は、あくまでイベント当日の一過性のものになります。しかしながら、壁紙ならきれいな状態を維持しながら形として残り続けます。
多くの企業では、周年事業の担当することになった社員は、通常の業務と並行してイベント企画を行わなければならないケースが多いと思います。実際、イベント企画の考案や式典開催の際には来賓の招待の手配などかなり手間がかかってしまいます。イベント企画への参加者を募ってもなかなか人が集まらず、通常業務との両立ができない場合も多いです。
しかしながら、壁紙企画であれば、ほとんどの工程を施工業者が行うので、手間を省くことができます。
それでは、2つの具体的な事例を用いながら、「社内向けのメリット」「社外向けのメリット」について詳しく解説していきます。
周年要素を盛り込んだ壁紙【事例1】
周年ブランディングの一貫として、50周年を記念した周年ロゴを制作。そのロゴと社名を、壁紙のデザインに取り入れた例になります。
このように、ひと目で「50周年を迎える企業」であることを伝えられるので、ブランディング構築に大きく役立ちます。
それでは、以下で社内外におけるそれぞれのメリットをご紹介していきます。
社外向けのメリット
・伝えたい情報を自然に目に留まる形で伝えられる
壁紙に周年の内容を盛り込むと、自然と「創業100年」や「創立20周年」の歴史ある企業であることをひと目で伝えることができます。情報を発信するにあたり、説明は一切不要です。第一に、インパクトがある壁紙を通してひと目で伝えられるので、お客様の印象に残りやすいです。
また、「100周年を記念したお祝い感」や「特別感」を演出できるのもメリット。お客様に向けて、好印象を与えることができます。
・オフィスの清潔感をアップ
壁紙を新しくするだけで、部屋の雰囲気が新しくなります。そのため、清潔感のある企業という印象を与えることができます。部屋だけではなく、画像のようにお客様を迎え入れるエントランスを新しくすることもおすすめ。
なぜなら一番初めに目にする場所なので、第一印象が決まるからです。その結果、壁紙を変更するだけで企業イメージの向上につながります。
社内向けのメリット
・新鮮な気持ちで仕事に挑むことができる
壁紙は、意識しなくても、人のアナウンスがなくても自然と視界に入るもの。日常業務に溶け込む形で、普段から「周年」を意識でき、社内での周年事業の浸透を図ります。
また、壁紙を変えるだけで、オフィスや工場がきれいになります。やはり、古いオフィスよりも、新しいオフィスのほうがやる気がでるのは明白ですよね。快適な環境で仕事ができるようになります。環境の変化により、気持ち新たに業務に取り組むことができるのは大きなメリット。そのため、生産性やモチベーションの向上に繋がります。新しくなったオフィスは、社員に喜ばれること間違いないです。
年表デザインの壁紙【事例2】
年表を壁紙にしてしまうという少し斬新な事例です。他社との差別化を図れること間違いなしの、面白いアイデア。企画の時点でも多くの工夫ができるため、社員に向けてもメリットの多いです。
この壁紙の例では、1979年の創立から、2023年の現在までの企業の歴史が描かれています。ひと目で企業の歴史を確認でき、節目の年をより実感できるツールになります。また、社史を見ることで、次の10年、20年をイメージしやすいです。このように企業の歴史や過去の実績だけでなく、企業の未来を考えるきっかけとしても周年事業を活用できます。
それでは、以下で社内外に向けた、それぞれのメリットを解説していきます。
社外向けのメリット
・工場見学・会社見学に活用可能
年表のデザインにすることで、工場見学や会社見学の際に活用できます。壁を使って会社沿革を説明できるため、資料や説明場所をわざわざ用意する必要がなくなります。紙のコストや会場準備の時間の節約にもつながります。
また、紹介する部屋や施設の導線上に壁紙を設置することもポイント。設置場所も工夫し、壁紙をより有効に活用しましょう。
社内向けのメリット
・社内のコミュニケーション活性化にも
年表のデザインにすることで、従業員一人一人が企業の歴史を知ることができます。長年会社に在籍しているベテラン社員から、会社の歴史を知る機会が少ない若手社員まで。年表は、会社が一体となって楽しめるツールになります。歴史を振り返り、社員同士のコミュニケーション活発化にも役立てることができます。
年表作成のプロジェクトを進める時。若手社員からベテラン社員まで参加してもらうこともおすすめです。社長を強力なサポートとして迎え、プロジェクトを進行するの良いかもしれません。打ち合わせを通して、社員同士が交流するきっかけとなります。それぞれの社員が積極的に社内の情報を共有し、年表づくりを通して関係性の強化を図りましょう。
また、「年表作成のため」という明確な共通の目的を持って連携できます。そのため、協力体制がつくりやすくなり、組織としての一体感を醸成できます。
・会社の「これから」を考えるきっかけに
また、これまでの取り組みを知ることで、会社の未来について考える機会になります。
直近10年の変遷を見た時に、「この10年の間にこれだけ変わったのだから、この先の10年はこのように進化していこう」「今後の課題や改善方針を検討していこう」。というように、未来を想像し働く意識に変化を与えます。従業員の業務に対するモチベーションの向上、会社への帰属意識向上に繋がります。
理念や経営者からのメッセージ、社長の言葉、ブランドコンセプト。これらを掲載するのも効果的です。自然と目に入る場所に設置することで、企業の理念やビジョンを浸透させることができます。従業員の価値観を統一でき、パフォーマンスの向上も期待できるでしょう。
また、経営理念をわかっているつもりでも、実際に口にしようとすると言えない人も多いです。そのため、社内で誰もが見える環境に設定した目標を掲げることが重要です。目標を理解した者同士が、助け合える信頼関係が構築し、会社の成長発展へと導いてくれます。
面白いアイデア満載!その他壁紙事例
壁紙のアイデアは無限大です。ここでは、周年にこだわらない、周年を機に活用できる事例をご紹介します。
商品をPRするツールとして
自社製品やサービスをPRする壁紙にすることで、商品の認知度のアップを図る例です。壁は面積も広いので、その広さを活用して商品一覧のようにするのもおすすめ。広い面積を有する壁を利用して、ダイナミックなプロモーションを行う役割を担います。このように、動かない巨大な広告の様に活用できます。
サインの役割として
壁紙を、オフィスのサインとして活用するのはいかがでしょうか。お手洗いの案内サインや応接室までの道のりを案内するサインとしてなど。アイデアは無限大です。クリエイティブなデザイン会社や制作会社など。ものづくりに関わる企業で、よく喜ばれます。目新しいですし、他社との差別化を図ることができます。また、来社された取引先にも好印象を与えることができます。
フォトスポットとして
例えば、壁紙を変えるだけで部屋の一角をフォトスポットにする事例です。社内報などの広報誌やホームページに掲載する写真を撮影することも多いかと思います。
白く殺風景な壁の前で撮影した写真。文字やイラストが描かれた壁の前で撮影した写真。どちらが人物の見栄えがよくなるでしょうか。おそらく、後者と答える方が多いかと思います。おしゃれで新しそうなオフィスのほうが企業イメージのアップに繋がりますよね。
このように、社内広報の業務にも役立てることができます。その結果、ホームページを見たお客様に向けて、来社の促進になる可能性もあります。この他にも、インタビューボードのようにすることで、イベントに役立てることも。バックボードやパーテーションの用意も不要になります。
このように、壁紙を変えるだけで空間に役割を与えることができます。また、他にもアイデア次第で、面白い活用方法が満載。周年事業のみならず、イベント企画などのアイデア出しの際に活用してみてはいかがでしょうか。是非これらの事例を参考にしてみてください。
その他にも実用的な事例
プロジェクター投影のためのスクリーン代わりとして
プロジェクターを使用する際に、スクリーンを組み立てて、映像の調整に時間をかけている…とお困りの方はいらっしゃいませんか。
壁紙を白く変更すると、壁に直接投影ができ、スクリーンに変身します。変更することで、スクリーンを購入する費用がかかりません。設置する手間や保管する場所、使用する際の設置や調整が不要になります。気軽に使用できるので、離れている拠点同士でのオンライン会議やセミナー開催、社員イベントの実施などが容易に。
また、投影する前提で、映し出す映像の周辺にフレームになるように絵柄をつけるのも効果的です。企業ロゴやキャラクターなどをデザインに取り入れることで、完全オリジナルの個性的な会議室に生まれ変わります。イベント開催する際にも、自慢のスポットとなりそうですね。
まとめ
企業の周年事業は、企業の存在価値を見直す絶好の機会。イベントや式典の企画やノベルティグッズなどの一時的なお祝いも良いですが、節目を祝う特別感を演出できる壁紙での周年事業について検討してみてはいかがでしょうか。
多数の事例を見ていただいたように、壁紙は、他社とは差をつけられる周年事業として取り組むことができます。ここまで読んでいただきお分かりいただけたのではないかと思います。何より、さまざまな目的に応じて、柔軟に工夫できるというのが大きなメリット。
なかなか珍しい事例かもしれませんが、大規模な工事不要で、簡単に空間としての機能を向上できるためおすすめの施策です。これらの事例を参考にしていただけると嬉しいです。
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